32話 俺と結婚してくんない？ ページ34
Aside
夜遅くなるとみんな寝てしまった
月詠達がみんなを寝泊まりできる部屋に移して
部屋には私と銀ちゃんだけになった
貴「銀ちゃん」
銀「ん？」
貴「お酒飲まないの？」
いつもお酒を飲む銀ちゃんが今日は一口も飲んで居ない
銀「んー？今日はAに大事な事言いたかったから
酔っ払ったらダメだからな」
大事な事？
貴「大事な事ってなに？」
銀「聞きたい？」
貴「うん！」
銀「じゃあA、あの時残して行った手紙に書いてあったことは
本当か？」
手紙に書いてあったこと………
あ、私告白したんだった手紙で………
思い出して顔が赤くなる
貴「本当だよ………銀ちゃんこそあれって本当なの？」
私はあの時の『好きだ』っていうメモを思い出す
銀「ん？ああ」
貴「なんであの時言ってくれなかったの？」
銀「俺の一方的な思いなんか伝わらねェだろ？
それに、Aには友達が心配して待ってると思ったからな」
銀ちゃんは私のこと考えてくれてたんだ………
貴「そっか」
銀「でもな、本当は行って欲しくなんかなかった
でもAの人生を俺達が口出しすることなんてできねェから
俺はなにも言わなかった」
銀ちゃん、本当は行って欲しくないって思っててくれてたんだ………
貴「うん」
銀「あの後Aが戻った後
手紙読んで後悔した。ダメ元でも言っておけばよかったって」
貴「そっか」
私も、あの時そう言ってたら何か変わってたのかな？
銀「でも、お前の手紙を読んでたら『もう一人にしないでよ……』
って書いてあるの見たら勝負つけんのが怖いんだろうなと思って
お前のいる世界に行った」
私の思い、伝わってたんだ……
銀「でもさ、今ここにAが居てくれるから嬉しいよ」
貴「ありかとう」
銀「んでさ、本題なんだけど」
貴「うん」
なんだろ？
銀「俺と結婚してくんない？」
貴「結婚！？」
銀「あ、やっぱ無理？こんな歳離れたマダオとは」
貴「いや、そういうことじゃなくて………いいの？」
銀「なにが？」
貴「私なんかで」
銀「私なんかじゃねェよ。俺はAがいい」
貴「ありがとう銀ちゃん！私、銀ちゃんとだったらいいよ！」
銀「んじゃ、床入りと行くか」
貴「え？」
その夜、私たちが一つになったのはいうまでもない
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柊奈 - 面白かったです！なんかすごい偶然なんですけど 吹奏楽､ユーフォですww (2018年7月17日 19時) (
レス) id: 1377d3f0c3 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 心咲さん» いや、なんか出す機会がなかったのですごめんなさい！ (2017年8月25日 22時) (レス) id: 857f12fc4d (このIDを非表示/違反報告)
心咲 - すっごく、面白かったです。わたしも今バスケやってます。読んでいてふと、思ったんですけど、高杉出てないですよね。はぶいたんですか？そこだけ、教えてください (2017年8月25日 22時) (レス) id: 9e1525f0b3 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 春雪さん» 気をつけます (2017年4月29日 20時) (レス) id: eaaf208dbd (このIDを非表示/違反報告)
春雪(プロフ) - もし違ったらすみませんが、CSSを使わせてもらった人が居るならその人の名前をちゃんと記入しないと、自作発言と同じになってしまいます。違ったら本当にすみません...。作品、面白かったです。 (2017年4月29日 20時) (レス) id: bb54120ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kyo12271/?plid=kyo12271
作成日時：2017年1月15日 22時
