【銀魂】愛知らぬ少女【坂田銀時】 (ページ38)

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38話瑠璃華と銀時の違いページ38

「局長がプレゼントと言ったのはこのことだったのでしょうか。私休暇も頂いたので休暇なのだと

思っていました。一週間も頂いたので。」

瑠璃華にとって一週間の休暇は長い。銀時はそれは長いのだろうかと疑問を抱いた。

「一週間しかないの？流石人気者。」

「いいえ。一週間は長いです。あなたも社長なら分かるでしょう？」

瑠璃華は今の銀時を何も知らない。でも仕事をしているのなら一週間の休暇はすぐに取れるわけ

ではないことくらい理解してると思っていた。

「……言いにくいんだけどよ、俺働くニートって言われてるくらいだから毎日休みみたいなもんで

収入もほとんどねぇんだわ。」

瑠璃華は首を傾げた。

働いてるのにニートとはどう言う人なのだろうか。理解できない。

「なぜ、働いているのにニートになるのでしょうか。お金なら貸しますよ。私ほとんど収入使って

ないですから。」

瑠璃華の仕事は交通費宿泊費は全負担の上物欲が強くない瑠璃華は日用品以外にお金をかけていない

から相当お金が貯まっている。

「そんな酷いことしねェから！」

「あなたが死んだら私は困ります。」

「死ぬほど収入ないわけじゃねェからあ！！」

銀時はさらっと嘘をつく。

「なら、いいです。でも困った時はあげます。私には使いきれない大金です。」

瑠璃華の今の貯金額は億単位である。

「そんなこと言ってみたいわ…」

その後瑠璃華と銀時は戦争後の生活を夜が明けてもずっと話し続けた。

しまいには昼になり神楽と新八がやって来た。

「それでその子は今孤児院にいて…」

「ただいまアル！」

「銀さん！仕事来ましたかー？」

「あれ？いつ昼になった？」

銀時は外を見ながら言う。同じく瑠璃華も外を眺めていた。

「嘘ォ！瑠璃華いるネ！ねえねえ！橘瑠璃華デショ！？」

神楽は瑠璃華を見るなり抱きつく。瑠璃華は一瞬の間に何が起こったのか理解できず固まる。

「ソイツは夜兎の神楽だ。あっちのメガネが新八。従業員だ。」

従業員って子供じゃない。

「私は瑠璃華よ。あなた何歳？」

「14歳アル。」

「あなたは？」

次に新八に聞く。

「16です。」

完全な子供じゃない。私より年下なのに。

「……あ。」

瑠璃華はお正月の時期の仕事で大人が子供にお金を渡してるのを思い出してカバンの中でこっそり

お金を封筒に入れて二人に渡した。

「何アルか？」