【銀魂】愛知らぬ少女【坂田銀時】 (ページ34)

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34話瑠璃華と将軍ページ34

「有名なボランティア課の瑠璃華さんとただ話がしてみたくて呼んでみた。」

…それだけ？それだけなの？

瑠璃華は思ってたのと違う人だったな。と感じながら話をする。

話してみるとなんか全然将軍って感じはせずになんだか近所の優しいお兄さんとの会話みたいな

雰囲気だった。

「兄上様！瑠璃華様が来てるって本当なの！？」

「姫様！客人が来てる時に勝手に入ってはいけません！」

「そよ。部屋に入るときは静かに入るんだ。」

襖壊れてるのにその程度で済むの！？

「次から気をつけます。あ、私は徳川そよです。貴方が橘瑠璃華様？」

そよは興味津々のキラキラとした目を瑠璃華の向けながら聞く。

「ええ、橘瑠璃華です。」

「神楽ちゃんと美人で美しすぎるって前から話してたんです！会えて嬉しいわ！」

そよは瑠璃華のすぐそばに座る。

「姫様！そのお方は将軍様のお客ですぞ！」

「爺や。今日は大丈夫だ。」

茂茂は爺やを説得させた。

「神楽…さん？」

「私のお友達なの！かぶき町？ってところに住んでるわ。」

あのすごく賑やかな場所か。前でっかい犬がいたはず。

「明日から江戸に本部が移るって聞きました！江戸は楽しいですよ。真選組の方々も万事屋の方々

も。面白い人達しか居ませんから。」

真選組って怖いんじゃなくて面白いの？

「そうですか。慣れない場所なので少し不安だったのですが楽しみになってきました。」

「きっと京都とは違う面白さや発見があると思う。何かあったらなんでも言ってくれ。上に立つ者は

下の者の気持ちも理解しなければならないからな。」

戦争中の将軍様と変わったのかな？前の将軍様もっと嫌なイメージがあったんだけど…

優しそうな将軍様でよかった。

次の日、本部が移った。前よりもっと立派な建物で綺麗だ。

局員は自分の仕事場所などを確認したり、どこに何があるのか見に行ったり大騒ぎをしていた。

その前日。

李世は銀時に電話をしていた。

「貴方が瑠璃華の言う隊長さん？」

「ああ。」

「明日から江戸に本部が移るんだけど貴方との遭遇率が上がると思うけどまだ隠す？」

え？マジで？地震の影響か？

「それ絶対会う気がするぞ。」

「貴方に二つ選択肢を挙げる。その一、私の局に仕事を申し込んで明日瑠璃華を貴方の店に送る。

その二、そのままにして自然再開を待つ。私的には一つ目の方がいいんだけどな。頑張ってきた

瑠璃華に私からのサプライズ。」