【銀 魂】砂時計の命2【坂田銀時】

49話 夜空と夜景 ページ3

Aside



また子が私の車椅子を押して歩く

来「なんかしんどくなったりしたらすぐ言ってくださいっス！」

貴「うん」

体に当たる日差しが暖かくて気持ちいい

私は入院生活でほとんどカーテンを閉じていたため日光にも当たっていなかった

貴「晴れてる日の日差しは暖かいな」

来「そうっスね。私もほとんど宇宙で過ごしてるから最近は日の明かりなんて

浴びてないからその気持ちよくわかるっスよ」

宇宙か……

貴「宇宙って綺麗？」

来「最初はそんな気持ちっスよ。本当に星とか綺麗で……

でもだんだんいるとただの暗い空間みたいになって飽きてくるっス」

貴「まあ確かに長いと飽きちゃうよな。でも私星とか月とか綺麗に出てる

夜が好きなんだ。昔、子供の時よくものすごく晴れている夜は外を見つめてた

そんくらいね」

冬なんて松陽に風邪引くから中に入りなさいって言われるくらいだったしね

来「やっぱり田舎の方が星とかは綺麗に見えるんスか？」

貴「ああ、江戸より綺麗だ。田舎の夜空はものすごく綺麗。でも江戸の夜は

下が明るい。夜になればいろんな建物が明るくなってある一角の場所がものすんごく

明るくなるんだよ。その光も綺麗でな」

そして賑やかだった

夜なんて静かなものだと思ってたけど時々笑い声も病室に聞こえてくる

賑やかで楽しそうで……

来「ある一角はきっとかぶき町っス。白夜叉の万事屋もそこにあるっス

かぶき町はスナックとかキャバクラとかが多いっスから夜も賑やからしいっスよ」

ああ、あの明るくて一番賑やかそうなところが銀時たちがいるところだったのか

来「あ、着いたっスよ」

ショッピーグモールが見えてきた

貴「大きいな。初めてきた」

こんなにデカい場所があるんだな……

確かこの中にいろんな店があるんだよな？

楽しみだ

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