【銀 魂】将軍家にいつの間にか新しい家族がいた2【坂田銀時】

55話 変わった京都の町 ページ16

Aside



その後私と銀ちゃんは籍を入れた

私の暮らしはそんなには変わらなかった

変わったのは私の存在が世間に明らかにされて天皇が変わったことと

銀ちゃんと毎日のように会えること

そして家族が交代でだがよく来るようになった

半年に一度ほど全員揃って来る時もある

私が帰る時もあるけどね

宮「Aちゃんまた明るくなったね」

貴「そりゃね。大好きな人と結婚して家族まで帰ってきて

楽しく暮らせてるんだもん」

宮之は次の天皇だから今は江戸城と天皇家を行き来しながら政治を学んでいるらしい

宮之も父様と同じく人に好かれる性格で人気者だった

銀「A、お前の母さんも来てるぞ」

貴「マジで？」

宮「じゃあ俺は戻るね」

貴「うん」

私は銀ちゃんと玄関に行く



奈「A、銀時くんと宮之を連れて京都に一回来て欲しいんだけど……」

貴「じゃあ明日にでも行くよ」

銀「俺と宮之も？」

奈「見て欲しいものがあるから」

それだけ言って母様は江戸城を出て行った



宮「俺も行くの？」

貴「そう言われたよ」

宮「何だろうね」

銀「さあ？」

私達三人は疑問に思いながら京都に向かった





京都に行くと

数ヶ月前にボロボロにしてしまった家が完全に直って綺麗になっていた

それから家の近くにお店がたくさんできて賑やかになっている

「あ！A姫様だ」

「京都の救世主様よ！」

宮「伊波は身分の低いものがなにかやらかしたら暴力を振るっていたらしい

でもAちゃんが伊波を倒して人気のある出雲叔父さんを天皇にしたから

そう言われてるんだよ」

なるほど

私は笑顔で手を振る

それから家に着いた



奈「本当に来たのね。入りなさい」

私達三人は家に上がる

それから父様の部屋に案内された



出「A、町は見たか？」

貴「うん」

出「天皇家の修復は完了したし予算ももらった。これからはこの京都を安定させて

みんなが楽しく幸せに暮らせる都にする。だからもう仕送りはしなくていい

いつか必ずお前に返すからな」

貴「分かった。私はみんなと江戸をいい町にするよ」

父様は私の方へ歩いて来た

出「俺たちが閉じ込められてる間に大きくなったな」

そう言って父様はポンポンと私の頭を撫でる

出「それにAを愛してくれる奴等もたくさんいるんだろう？

次こそ本当に幸せになれよ」

貴「父様こそ」

出「そろそろ父様はやめないか？」

貴「じゃあお父さん」

出「それならよし」

56話 日本の救世主様→←54話 ご報告

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