【銀 魂】砂時計の命3【坂田銀時】

98話 ちっぽけな人間 ページ5

Aside



私と銀時は風呂から上がる

私は髪の毛を乾かしてソファーでゴロゴロする

神「A姉！私今日姉御の家行くけどA姉も行くアルか？」

貴「私は家にいるよ。夜は体調も心配だしな」

神「じゃあ姉御にいつ来れるか聞いてくるネ！銀ちゃん、A姉のこと

ちゃんと看病しなきゃぶっ殺すからナ！」

銀「へいへい」

銀時はもう私の対象になれたから普通に看病してくれる

まあぶっ殺されることはないだろう

新「じゃあ僕たち帰りますね」

貴「また明日な」

新八と神楽と定春はお妙の家へ行った

貴「私寝ようかな」

銀「じゃあ俺も寝る」

銀時はテレビを消して部屋に入る

私も部屋に入って布団を敷いて布団の中に入る

貴「銀時、一個教えてあげようか」

銀「何を？」

貴「私が銀時が思うほど大した人間ではないこと」

私は普通にどこにでもいる人間だ

銀「知りたい」

貴「私昔から銀時の笑顔に救われて生きてきたんだよ。それに私銀時に出会う前まで

優しさなんてなかった。銀時に出会って優しさ知ったようなそんなちっぽけな人間なんだ」

私はあの戦場跡で毎日毎日無心で人を殺して居た

子供だろと老人だろうとそんなのどうでもよかった。殺してものを剥ぎ取る

それしか考えてない人間だった

銀「でも俺もAに会ってなかったらあんなに馴染めなかったかもしれねェな

Aと俺みんなと違う容姿だっただろ？ずっと俺一人だと思ってたけど

A見てから一人じゃないって思うとなんか安心出来たし」

私は銀時の側に行って手を握る

貴「そんなこと言うのきっと銀時ぐらいだと思うぞ？あとひとつお願いがある」

銀「ん？」

貴「死ぬときは銀時が看取れ。そんで私の残った金は全て銀時にやる

万事屋の生活費なり誰かのために使うなり好きにしろ。いいな？」

私は死に際をあまり大勢で看取って欲しくない人間だ

まあ金は好きに使ってくれていいんだけど

銀「分かった。あと俺から叶えて欲しかった願い言っていいか？」

貴「ああ」

もう叶えてれねェ願いか？もっと早く言えばよかったのに

銀「俺と結婚してくれ」









ん？

聞き間違いでなければ結婚してくれって言わなかった？

貴「え、えーっと、それは一体？」

銀「そのままだ。まあ今限りだ。別に真剣に考えなくていい」

いやいやいやいやこれ真剣に考えちゃうだろ

どうすりゃいいんだこれ

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