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36話 過去篇20 不機嫌な銀ちゃん ページ39

Aside



私を部屋に連れて行く銀ちゃんはどこか不機嫌な様子だった

貴「銀ちゃん?何怒ってんの?」

銀「怒ってねェよ」

口調が怒ってるんだけど

貴「怒ってるんでしょ?私なんかした?」

ガラッ

銀ちゃんは何も言わずに部屋の襖を開けて部屋に入る

襖を閉めてから銀ちゃんは私を優しく布団の上に下ろした

銀「あんまりアイツ等と仲良く話すな」

貴「なんで?」

あの人達いい人だよね?

銀「なんでもだ。いいな?」

貴「分かった」

その後私は寝た







次の日、朝起きて包帯を取ると傷はすっかりふさがっていた

もともと私の父様がとんでもなく回復力が早かったのだ

食中毒になっても1日で治す人だった

その回復力の速さが私の体質にも出て擦りむいたりした傷は

きちんと消毒して手当てすれば1日で元どおりになった

私は晋ちゃんのところに行って抜糸をしてもらった

高「すごい回復力だな」

貴「そこだけ父様に似たんですよ」

私はそう言って部屋に戻った





銀「どこ行ってたんだ?」

眠そうな顔した銀ちゃんが座っていた

貴「晋ちゃんの所。抜糸してもらった」

銀「は?もうふさがったのか?」

貴「私回復力は夜兎並みにすごいらしいよ。父様の体質が似たんだ」

銀「ふーん、まあ一応今日もゆっくりしとけ。今日は戦ねェから」

貴「あ、マジで?」

なら普通の着物でいいか

私は普通の着物に袖を通す

帯を縛って長い髪はそのままにした

銀「随分と上等な着物だな」

貴「一応姫様だからね。こう言う着物が外出用なんだよ」

銀「姫様ってよく分かんねーな」

そう言いながら銀ちゃんは私の髪を触る

銀「お、サラッサラ」

貴「そう?」

なんかおろしてると髪の毛鬱陶しいな

私は髪を三つ編みでまとめてそれをお団子にして簪で止めた

銀「お、お団子娘」

銀ちゃんが笑っていた

貴「……やめようかな」

そんなにおかしいかな?

私が簪を抜こうとした時、その手を銀ちゃんが掴んだ

銀「別にそれでいいだろ。似合ってるし」

貴「え?」

銀「だから似合ってるから解くなって言ってんだろ

飯食いに行くぞ」

貴「うん」

私は髪の毛をそのままにして銀ちゃんについて行った

37話 過去篇21 ホールのケーキにたどり着いた→←35話 過去篇19 質問ターイム!!



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さな(プロフ) - クプラが好き過ぎてヤバいさん» ありがとうございます!クプラさん面白いですよね! (2017年9月3日 16時) (レス) id: 857f12fc4d (このIDを非表示/違反報告)
クプラが好き過ぎてヤバい - 面白いです!無理しない程度に更新頑張ってください!まさか作者さんがク○ラさん知ってるとは…← (2017年9月3日 11時) (レス) id: 8de0281f1e (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 81猫(灰猫)さん» はーい (2017年9月2日 23時) (レス) id: 857f12fc4d (このIDを非表示/違反報告)
81猫(灰猫)(プロフ) - 更新頑張って下さいね…待ってるので (2017年9月2日 23時) (レス) id: 05ed90ac05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kyo12271/  
作成日時:2017年8月12日 19時

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