33話 過去篇17 手当て ページ36
Aside
銀「………止まったな」
桂「A、少々痛むが我慢してくれ」
ヅラは私の傷口に消毒液が染み込んだガーゼを当てる
結構痛かったがなんとか耐えた
桂「さてどうしようかこの傷……縫うか?」
高「俺縫うことならできるぜ?」
銀「………それ傷口残るじゃねェか」
辰「この傷じゃ仕方ないぜよ」
銀「A、言ってもいいか?」
貴「………別にいいよ」
きっと私が姫様だから傷口残っらヤバいと思ってるんだろうな
三人「?」
銀「お前ら落ち着いてよく聞け。Aは昔定々に家を焼かれて家族を殺された天皇の従姉妹だ
今は将軍家の姫らしい。で、定々に幕府側につけと攘夷戦争に行かされたのはいいがどうせなら
定々ぶっ潰そうと勝手にこっちに来たらしい」
桂「………ちょっと待って、そんな奴戦に出していいのか!?死んだら
とんでもないことになるぞ!?」
確かに姫様人殺しちゃダメなんだけどね
しかも幕府側の奴殺しちゃってるし←
貴「いや、私別に死んでもいいですよ。私定々に利用されてるようなもんなんで
あんなクソ将軍に利用されるくらいならここで死んだ方がマシよ
それに私は傷口なんか残ったって構わないわ。銀ちゃんがついこないだ見た通り背中が
火傷でとんでもないことになってるし今更体に傷がついても何も言わないし」
高「お前スパイじゃねェよな?」
貴「私にそんなことやる意味はない」
辰「で?わし等は何をするはいいがか?」
貴「さっさと縫ってよ。そっちの方が後々楽」
私は昔から傷の治りが早いから縫ってくれたほうが直ぐにくっつく
高「お前麻酔なしでやるつもりか?」
貴「うん」←
そんなものしてたら時間かかるじゃん
高「すげェなお前。取り敢えず戻ってからだ」
私のお腹の傷にはガーゼが大量に貼られた
それから私は銀ちゃんに抱き上げられる
貴「歩けるよ?」
銀「その傷で歩けるってお前ヤバいからな?歩けたとしても傷が開くからやめろ」
なんか誰かに抱き上げられることってなかったから変な感じがする
私は銀ちゃんの着物の裾を掴んだ
銀「お前着物の裾掴むの好きだな」
貴「掴みやすい……」
少しして寺に着いた
銀ちゃんは私を部屋に連れて行く
その後すぐにヅラ達がきた
三人とも武具を外していた
高「……A、これやるから胸に巻いとけ。俺たち一旦出るから」
私はチビ助にサラシを渡される
貴「うん」
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さな(プロフ) - クプラが好き過ぎてヤバいさん» ありがとうございます!クプラさん面白いですよね! (2017年9月3日 16時) (レス) id: 857f12fc4d (このIDを非表示/違反報告)
クプラが好き過ぎてヤバい - 面白いです!無理しない程度に更新頑張ってください!まさか作者さんがク○ラさん知ってるとは…← (2017年9月3日 11時) (レス) id: 8de0281f1e (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 81猫(灰猫)さん» はーい (2017年9月2日 23時) (レス) id: 857f12fc4d (このIDを非表示/違反報告)
81猫(灰猫)(プロフ) - 更新頑張って下さいね…待ってるので (2017年9月2日 23時) (レス) id: 05ed90ac05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kyo12271/
作成日時:2017年8月12日 19時