【銀魂】引きこもり女子が孤独死した後のお話【坂田銀時】 (ページ16)

今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:43,868 hit

15話洗面器一杯分ページ16

銀時side

そこにいたのは、割れた食器の破片に倒れて血を吐いているAがいた

新「A………さん？」

神「う、嘘デショ？なん……で」

確かになんでAが血を吐いて？

いや、それどころじゃない

まずは病院！

貴「ゲホッ……」

まだ血吐いてる！？

銀「新八！洗面器持ってこい！」

新「はい！」

神「A！しっかりするネ！」

俺は新八が持って来た洗面器を受け取る

そしてまだ咳き込むAの顔に持っていく

銀「神楽、電話で真選組でもいいから呼べ！」

神「わかったアル！」

この際もうアイツ等でもいい

とにかく早くAを運ばねーと………

貴「ゲホゲホッ……ゴホッ……」

Aは真選組が来る少しの間に洗面器一杯分の血を吐いていた

神「A……死なないよネ？」

銀「Aを信じてやれ」

新「そうだよ神楽ちゃん」

土「おい！血を吐いた奴がいるって本当か！？」

銀「ここにいる」

俺はAを抱き上げる

沖「早く来てくだせェ！めっちゃ飛ばして送っていくんで」

？「え？隊長！私がそんなことできるとでも！？」

ん？誰だこの女

真選組の隊服着た………いや、それどころじゃない

俺達は真選組のパトカーに乗る

沖「そら、変わりなせェ！お前は助手席にいる土方の膝の上にでも乗ってろ！」

そら？………まさかとは思うがコイツ、あのAと一緒に写ってた女？

そ「違反ですよ！？」

沖「旦那ァ、その女しっかり抱いとけよ」

コイツ、何する気だ？

エンジンがかかったと思えばとんでもないスピードで

車が走り出した

神「何してるアルカクソサドォォォォ！？」

でも一瞬で病院に着いた

そ「隊長！いきなり違う所に行くって言ったと思えば次は病院！？」

銀「ありがとよ！」

そ「っ！？A…………？」

俺は走って受付の人に訳を話す

受付の人はAを見て素早く処置してくれた

俺達は処置室の前で今待っている

そしてなぜか送ってくれた真選組の三人も

そらside

私達が運んでた人ってA？

髪の色、変わってたけど………あれはAに違いない

私にだけ見せたAの顔にそっくりだった

お願い、神様。Aを助けてあげて