五十二話 ページ3
「後藤！俺がミスしてA…あ！夏柱が怪我して血が止まらないんだよ。どうすればいい？！」
「Aのままでいいよ。蝶屋敷行った方がいいと思う？」
Aの質問に後藤が固まる。
「なんで血止まらない怪我してそのまま帰ろうとしてんだよ！！」
「義勇が一人で泣いてそうだから。」
怪我してるとは思えないほど元気な声でAは答える。
「冨岡はそんな子供じゃねえだろ！」
それに村田さんが突っ込んだ。
「そうだけど子供よ。」
「お前の方が歳下だろ！行くぞ。」
後藤はAを背中に乗せて蝶屋敷に向かう。その後を村田さんは追った。
この二人は柱ではなく、Aと歳が離れているが水神とか関係なく接してくれる数少ない一般
隊士と隠だ。
「内臓貫通するかと思ったけど内臓の位置はずらせたのよ。」
「内臓ずらすってどういう事だよ…」
後藤さんは強い奴はやっぱりなんか違うわ。と思いながら蝶屋敷へ歩く。
「そういや夏柱になったんだってな。なんで夏なんだ？」
「私が今まで使ってた呼吸が夏の呼吸だったから。」
後藤さんの問いにAは答える。
「夏の呼吸ってなんの派生？」
「水だよ。」
村田さんの問いにAは答えた。
「夏の呼吸は初めて聞いたな。」
村田さんは興味深そうに言いながら歩く。
「ほら、蝶屋敷に着いたぞ。怪我人なんですけどー！」
後藤さんは門の外から叫ぶ。すると中からアオイが出てきた。
「分かりました……珍しいわね。Aが怪我？」
もう辺りは暗くてアオイはどんな怪我なのか分からず普通にAに話しかける。
歩けないってことは足の怪我かしら？
「中へどうぞ。」
今日はしのぶ様が居ないから私が全部やらなきゃ。
アオイは診察室へ三人を連れて行く。
「そこの台にAさん降ろしてください。で、怪我の…」
アオイはAの方を見て顔が青ざめる。
「A？！何その怪我！！私一人じゃ無理よ！」
そう言ってアオイは部屋を出て、ご飯を食べているみんながいる部屋の襖を勢いよく開けた。
「なほ、すみ、きよ、後カナヲも来て！Aの治療一人じゃできる感じの怪我じゃないから。」
そう言われて四人は慌てて出て行った。一緒に部屋にいたた炭治郎と善逸と伊之助と禰豆子はポカー
ンとした顔のまま走って行く五人を見ていた。その後、入れ替わりのように村田さんと後藤さんが
炭治郎達がいる部屋に入ってきた。
「村田さんに後藤さん！久しぶりです！」
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さな(プロフ) - どんさん» ありがとうございまーす！ (2020年3月20日 21時) (
レス) id: 0b0eb48310 (このIDを非表示/違反報告)
どん(プロフ) - 桜奈さん、泣きながら最後まで読ませて頂きました…！！本当に原作でもそうですが涙無しでは見れませんね…。鬼滅学園のお話楽しみにしています！ (2020年3月20日 20時) (レス) id: 85f455c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜奈 | 作成日時：2020年3月16日 17時
