【銀 魂】透明エレジー【坂田銀時】

31話 預かってて ページ33

Aside



玲「それが？」

貴「私は玲奈を嫌いになれないの」

玲「は？最初呼び出した時にあんな目に合わせたのに？」

貴「私は玲奈の事を今でも大事な親友だって心から思ってる

だから玲奈のために死ぬ。だけどね？どうせなら親友の玲奈の手で殺して？その刀で」



玲「自分で死んだ方が苦しくないと思うけど？」

玲奈はきっとそれが妖刀だって気づいていないんだろうな

まあ気づいてたらそれもそれでおかしいか

ドガァァァァァァァンッ！！

その時、すごい音が聞こえた

玲「なに！？」

貴「……………ここって下に誰か居た？」

玲「私の仲間がいる」

まさかこれ、銀時達じゃないでしょうね？

私は下を見る

するとパトカーが止まってたり消防車があったり薙刀持ってる人がいたり……

と言うより見たことがある人たちがいっぱいだった

貴「関わるなって言ったじゃん！」

玲「Aまさか誰かに言ったの！？」

貴「銀時にしか言ってないよ！？」

玲「そりゃこうなるでしょ！」

関わるなって言ったのになんで全員に言うかな！！

絶対全員連れて来たでしょ！？連れて来たってなんの意味もないんだって！！

貴「玲奈！さっさと私を刺しな！！」

玲「私を悪者にするつもり！？」←

貴「もう悪者になってるから安心しな！攘夷志士ってだけで警察に捕まるから！」

安心できないけどね

バァンッ！！

激しい音ともに屋上のドアがぶっ飛んだ

銀「A！」

貴「銀時！？」

玲「私の部下は？」

桂「全員下で伸びてる」

あ、もうやっちゃったの？早いね貴方達

流石攘夷四天王

あ、でも私も四天王か

貴「関わるなって言ったのにさ………なんで来たのかな」

銀「そんだけ前が愛されてんだろ」

もし、これで死んじゃったら……とか考えたら刺されたくなくなって来た

でも夜叉桜の本気見せてやる

急所避けてやるからな！

貴「玲奈、私達は玲奈を助けに来たの。だから私を刺して」

玲「なんで私が助けられるの？」

貴「私を刺せば分かる」

私は簪を抜く

それから玲奈に近づいていく

玲「なに？」

貴「この簪預けておく。私がまた会いに来た時まで預かってて」

私はそう言って玲奈の簪の隣に私の簪をさす

玲「………あっそ。じゃあ刺すよ？」

玲奈は刀を抜いた

私の後ろにはみんながいた

もうこの時点で私がなにをやろうとしてるのか全部わかってるんだろう

黙ってるもん

グサッ

そんな事を思ってると刺された

急所には当たってないな

32話 変わってないな→←30話 どこに？決まってるだろ？

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