【銀 魂】江華にそっくりな神威の妹、神楽の姉は隠し事があるようで【坂田銀時】

30話 神威からのプレゼント ページ33

Aside



威「ふーん。お別れか〜まあAには色々世話になったもんね

家のこととか全部してもらってたし、安らかに眠ってね」

貴「うん。安らかに眠るよ」

阿「嬢ちゃん！？死ぬつもりか！？人間になって助かる確率あるんだろ？それを信じろよ！」

貴「だって0.1%未満だよ？ほとんど死にますって言ってるようなもんさ」

阿「」←

威「あ、じゃあこれあげる」

神威は何かをゴソゴソと探し始めた

威「あったあった。これ、Aの誕生日にあげようかといつか忘れたけど買ったんだよ

こっち神楽の分ね？これはきっと俺が家を出て行く前に買ったやつだよ」

神威がくれたのはズンボラ星人のふんどしだった

まあ髪飾りだが

貴「ありがとう。お兄ちゃん」

最後にお兄ちゃんと言っておいてあげよう





私は万事屋に帰った







貴「ただいま」

神「おかえりアル！」

貴「そういやさっき神威会ったの。これくれるって」

神「怪しいアルな。でも受け取ってくアル」

本当は嬉しいんだろうな

私はそう思って神楽を見ていた

貴「ゲホッゴホッ」

あ、ヤバイ咳が出始めたら血を吐いたりしだす可能性もある

新「Aさん、風邪ですか？」

貴「そうみたい」

神「姉ちゃんが風邪なんて珍しいアルな」

銀「確かに」

銀ちゃん、神楽になんで？って聞かれるよ？



とにかく吐血してもバレないように工夫しなくちゃ









夜、私は咳がひどくて目を覚ました

私は外に出る

手を見ると血まみれだった

本当にもうすぐ死ぬんだなと思わせるような色だ

私は何をやり残したかな

あーあ、早く死なないかな？

お母さんと松陽先生に会いたい

どうせ私が死んだって誰も悲しまない

だったら神様、早く私を殺してよ

貴「ゲホッゲホッ」





次の日の朝

銀「A」

珍しく銀ちゃんが朝の九時くらいに起きて来た

貴「なに？」

銀「俺に隠してることあるだろ」

あ、昨日の夜起きてた？

貴「なにもないよ」

銀「嘘つけ」

貴「私は銀ちゃんに隠すようなことはなにもないよ」

銀「じゃあ俺の鼻がおかしいのか？お前から血の匂いがする」



そうだった、血の匂いはごまかせない

銀「手ェ見せてみろ」

ん？私そっちはやってないよ？

銀「あれ？傷ねーな………夜兎だからか？もっと命は大切にしろよ」

銀ちゃんは少し怒ったような言い方で言った

パンッ

私は銀ちゃんを平手打ちした

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