・・・真実・・・ ページ10
その頃のゴッドエデン…
−白竜side−
俺は今、滝の近くの岩場に座っている。隣りにはシュウもいる。
シュウ「A…復讐、上手くいったかな？」
白竜「…あぁ…上手くいってるといいな…」
俺は少し俯きながら返した。
シュウ「…白竜。後悔してるの…？」
白竜「…まぁ、な。Aが裏切られ、復讐をすることになった原因は…
―――――――――俺が作ってしまったんだから」
あれは何日前だっただろうか…
急に聖帝から命令が下った。その内容は…
『雷門中へ行き、Aがいない時を見計らってサッカー部を潰せ』
聖帝の意図が読めなかった…だが逆らうこともできず
俺は命令に従い、あの日…シュートを一発かまして雷門を潰した。
Aがゴッドエデンに来て、虐められていると聞いたときは血の気が引いた。
“俺がAを闇の底へ突き落としてしまったんだ”と気付いた…
Aが三日間の特訓を終えて帰った後、俺は聖帝に連絡を取って何度も問い詰めた。
何故あんなことをする必要があったのか、と。
だが聖帝は『お前が知る必要は無い』の一点張りで、まともに取り合ってくれなかった。
聖帝…貴方は…一体何をお考えだったのですか……？
・
・
・
その頃のフィフスセクター本部…
虎丸「…白竜からの連絡、来なくなりましたね」
イシド「ようやく諦めたか」
虎丸「…聖帝。実は俺も知りたいんです。何故、Aさんをあんな状況に陥れたのかを…」
イシド「使えない者は切り捨てる…それがフィフスのやり方だ」
虎丸「…貴方はそんな冷酷な人じゃありません。そうでしょう？…豪炎寺さん」
豪炎寺「…ゴッドエデンでの戦いの後、私は“聖帝イシドシュウジ”として円堂に会いに行き、
彼ら雷門イレブンの勝因は何だと思うか、と聞いてみた。そこでアイツはこう言った…」
『絆があったからだ！あいつ等はみんな、究極の絆で結ばれている。だから勝てたんだ！』
虎丸「究極の絆…」
豪炎寺「だから私は彼らの“絆”がどれほどのものか試したかったのだ。
まあ期待外れだったがね。あんなに簡単に仲間を裏切れる連中だったとは…」
・
・
・
聖帝の思惑…今回の事件の全貌、真実…それらを全て知る者は誰もいない。
だが、それでも…時は俺達を乗せて確実に進んでいった…
✧✦✧✦✧
次回、最終回！！！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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鬼道春奈 - すごく面白かったです！ネックレスを壊そうして、壊せない所が一番良かったです！ (2020年1月4日 20時) (
レス) id: e1e6c9e671 (このIDを非表示/違反報告)
南沢マヤ - (p*^＠^*a)さん» 同感です！ 涙が止まらんかった！ (2018年3月25日 14時) (レス) id: 52b9a2d9da (このIDを非表示/違反報告)
(p*^＠^*a)(プロフ) - すごい！！すごい！！ネックレスを壊そうとするシーンで涙止まらんかった(￣^￣゜)素敵な作品をありがとう！！！ (2014年4月30日 21時) (レス) id: 00d4be646d (このIDを非表示/違反報告)
雅(元レイ)(プロフ) - この小説、私といくつか共通している所がありました。いじめ、裏切り。そして私も主人公のように、『復讐する』そんなことばかり考えていました。だけど、この小説を見てもっと大切な事に気付けたと思います。有難うございました。 (2013年3月23日 1時) (レス) id: 0b7b0dafbc (このIDを非表示/違反報告)
一菜(プロフ) - ＰＣの前で「おぉ〜」とか言って感動してましたｗｗ (2013年3月18日 19時) (レス) id: 4e6bfc584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧屋京馬 | 作成日時：2012年7月6日 22時
