最後の願い (ページ9)

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岩「で、これは隆二さんじゃなくて…Aちゃん？」
N「うむ…まだ信じられん…」
直「疲れてるんですかね…俺たち。」
E「おもしろーい♪」

みなさん助けてください！！
おみくんとけんじろに病院から連れ出してもらって、着いた先は多分、楽屋って所だと思うんですが…
私の目の前にはなっ、なんと！！
三代目のメンバーが！！
みんなから顔を覗き込まれて恥ずかしくて消えてしまいたいくらいです！！
(あ、しんじゃったから私自体は消えちゃってるんですけどね)

しかしまぁ、本物の三代目はヤバいくらいにみんなイケメンで…(鼻血)

「げっ、Aちゃん！鼻血出てる！！」

っておみくんがティッシュを鼻に当ててくれて…
はぁ…かっこいいくて優しいってほんと、なんなの…

N「…なんで臣はこんなに素直に受け入れちゃってんの？」
健「最初っからこんな感じでした…」
岩「どっからどー見ても臣さんと隆二さんがイチャついてるようにしか…」
E「でも俺、今市くんがなんかすごく可愛く見えてきちゃった…」
直「………。」

「大丈夫？鼻ぼっちしとこうか？」

臣くんが作ってくれた鼻ぼっちを優しく鼻に詰めてくれる…心配そうに私を見る目がすごく優しくてかっこよくてもーーーーーーヤバい。
こんな至近距離で、しかも臣くんの手は私の頬(正確には隆二さんの頬だけど)にあって…
死んじゃってるのにこんなに幸せでいいのかな？
…もしかしてここは天国なのかな？

直「鼻血流しながら泣いてる…」
N「忙しいな…」
E「ははっ、面白すぎる～」
岩「…やっぱりイチャついてるようにしか見えない。」

、
N「で、これからどうすんの。」
健「こんなんじゃ仕事になんないっすよね…」
岩「ヒロさんはなんて？」
直「2、3日は休ませて様子見るように、って。」

真剣な話をする俺たちから離れた楽屋の端っこ、鼻ぼっちを鼻に突っ込んだAちゃん(隆二やけど！)の隣には臣がピッタリとくっついて座り、その目の前に座ったELLYがAちゃん(隆二やけどな！！)にせっせと話し掛けていた。時折楽しそうな笑い声が聞こえてきてAちゃんの最初の緊張もかなり解れたようだった。

さすがELLYやな。

N「うし！今日はもうこんな時間だし帰るぞ！隆二はヒロさんの言う通り2.3日家で休んどけ。」
直「でも…あの状態で1人にしといて平気ですかね？」

直己さんが心配そうにAちゃんを見るとAちゃんもまた不安そうな顔でこちらを見ていた。