ずっといっしょに (ページ46)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:42,857 hit

４６ページ46

【M】

社長から紹介してもらった先生に電話をしたのは深夜2時を過ぎたところだった
明らかに叩き起こされましたみたいな声だったけど、事情を説明したらすぐに来てくれることになった

N「しょちゃ…っ」

雅紀に連れて帰られた和も、俺らが帰ったときには少し落ち着いていたんだけど、意識のない翔くんを見てから離れられなくなった

もちろん離れられないのは俺らもなんだけど、先生が来たのにも気づかないほど。

A「かず、先生来たから翔ちゃんのこと見てもらおうね」

相葉さんに抱きかかえられた和も一緒に寝室へ

その間に俺は社長に電話して状況を話すことにした

「はい、そうなんです。
それで、スマートロックを付けたいと思っていて、」

　『付けるのは構わないけど、閉じ込めたりするつもりじゃないだろうね？』

「それはないです
でも外から守るためでもあるので、そこは了承していただきたいです」

　『わかった。二宮は？』

「少し不安定です
相葉がついてるんで大丈夫だと思いますが、自分を傷付けるようなしぐさが多いですかね」

　『櫻井のことも二宮のことも頼んだ
　明日行けたら行くが、マスコミがうるさくて身動きが取れないかもしれない』

俺らのことでも大騒ぎなのに、デビュー前の後輩が未成年で飲酒したとかで事務所にはマスコミが張り付いているという

心配して連絡をくれるお兄さんグループ達も、落ち着くまでは現場と家の行き来だけにすると、メールをくれたばかりだ

O「じゅーん、ちょっと来て―」