48. 総悟くん ページ7
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(ガラガラ!)
近藤の部屋の戸を開けて、一歩前へと進む。
近藤「あっ」
総悟「A姐さん!」
A『わりィ、遅くなった。』
ストンと音を立て、床に座る。
総悟「土方コノヤロー、姐さんになんもしてねーだろうねィ」
土方「するわけねぇだろ」
総悟「しね」
土方「よーし剣抜けコラ」
毎度おなじみの光景が終わると、土方が口を開く。
土方「そういやA、…そのキズどうした?」
首あたりを触りながら土方は言う。
総悟「そういや…赤い痕が2つ、くっきり残ってまさァ。」
A『あっ…いや、これは』
銀時と桂につけられたなんて、…言えるわけねぇだろ。
A『蚊に刺されただけだ、気にするな』
総悟「そーですかィ…」
総悟は私にズイッと近づくとこう言った。
総悟「もし誰か男につけられたなんて言ったら、__分かりやすよねィ?」
総悟は妖しく笑っていたが、その目に光は見えなかった。
土方「その辺にしとけ、総悟」
近藤「Aさんが困ってるだろ!」
総悟「…すいやせん」
総悟は私から離れ、元の位置に戻った。
A『茶を、…茶を淹れてくれ、近藤』
近藤「承知しました!」
コポコポと音を立てながら、湯のみにお茶が入ってゆく。
近藤「どうぞ、淹れたてです。」
A『わかってる。…いただくぞ。』
お茶を一口飲み、はぁ…と息をつく。
A『今日は、冷え込むな…』
(ガラッ…)
「はァーい、そこまで。おかえりの時間ですよォ?…Aさん。」
A『あ…』
土方「てめぇは…!」
…どうやら、迎えが来たようだ。
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ゆる - えー終わりなんですか!?続きが読みたかったです… (2020年7月1日 18時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 愛しの神楽ちゃん!!たんオメですよ〜〜!ありがとう更新頑張る!! (2019年11月4日 20時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぇぇグラさん可愛ぃぃんー更新お疲れ!忙しそうやけどガンバ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
零 - おめでとうございます! (2019年10月11日 7時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 返信遅れてごめん!結局ぼっちにするw (2019年10月5日 19時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年2月28日 19時