45. あんぱんとメガネ? ページ4
Aside
A『…ん、よし』
気持ちを整えてから、私は新八に向かって真剣な顔を見せた。
A『…よく、聞いてくれよ』
新八「はい」
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新八「…トリップ?」
A『あぁ』
新八「嘘でしょ…1回、死んだ?Aさんが…?」
万事屋の従業員といっても、新八はまだ16歳。話に追いつけていないようだった。
A『…簡単に言えば、前世の記憶は残ったままこの世界にトリップしたってわけだ。』
新八「あぁ…なるほど…?」
A『まぁ…なんとなく覚えててくれたらいいんだ。』
その時、戸が開いた。
A『!』
新八「あ…」
山崎「お茶、淹れてきました!」
A『山崎。感謝するぞ。』
山崎「…話、聞いちゃいました。」
床に座って、なんだか申し訳なさそうな顔をする山崎。
A『いいんだ。いずれ話そうと思っていた事だ、気にするな。』
山崎「すみません…」
「俺達も聞いちゃいましたー。」
この聞き覚えのある声は…
A『近藤か。それと土方、総悟もだな。出てこい。』
(ガラガラッ)
土方「近藤さんはともかく、なんで俺達までわかるんだよ!」
A『だってお前ら、いつも一緒にいるだろ。』
総悟「さすがでさァ、姐さん。」
近藤「Aさんに…そんなお辛い過去が…」
A『別にそんな辛くもねぇよ。むしろ感謝してる。』
総悟「1回死んでよーが、姐さんは姐さんです。俺が守りまさァ!」
A『頼む。この事は、他には内緒にしてくれ…』
ちょっと目をウルっとさせて、男達を見つめてみる。
土方「あ、あァ…」
近藤「Aさんの頼みなら!//」
総悟「へェ、どうしよっかねィ…」(ニヤ)
A『総悟?』(ニッコリ…)
さすがの総悟も、私の黒い笑みには勝てなかったようで。
総悟「分かってまさぁ」
新八「あの、Aさん?」
真選組の前だから気を使ってくれたのだろう、新八は私にコソッと耳打ちした。
新八「この事って、銀さんや神楽ちゃんは知ってるんですよね?」
A『あぁ。』
新八「…そうですか。」
A『茶、いただくぞ。』
山崎「あ、はい!」
A『近藤、土方、総悟。悪いが出てってくれないか?』
土方「あ!?なんでだ!?」
A『山崎と新八と話がしたいからだ。ほら!』
3人を無理やり押し出し、床に座った。
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ゆる - えー終わりなんですか!?続きが読みたかったです… (2020年7月1日 18時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 愛しの神楽ちゃん!!たんオメですよ〜〜!ありがとう更新頑張る!! (2019年11月4日 20時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぇぇグラさん可愛ぃぃんー更新お疲れ!忙しそうやけどガンバ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
零 - おめでとうございます! (2019年10月11日 7時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 返信遅れてごめん!結局ぼっちにするw (2019年10月5日 19時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年2月28日 19時