53. 不自然 ページ12
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団子を食べ終えると、グラさんは散歩、新八は用があり姉のところに戻った。
万事屋には、私と銀時が2人。
A『……』(ゴクッ)
先ほど新八が淹れてくれたお茶を一口飲むと、ある事に気がついた。
A『…そういや、銀時』
銀時「あ?」
A『私がここに来てから結構経つがよ、あの女が反応をおこさねぇのはおかしくねーか?』
銀時「あの女?…ほっとけよ、あんなストーカー野郎」
いや、なにかが不自然である。
あの女…猿飛あやめが、私の存在に気付かないわけがない…
A『つか、1番最初に猿飛あやめの名前が出てきたな』(ゴク…)
銀時「うっせえよ!そんなんじゃねぇし!ったく…A、質問いいか?」
A『あ?なんだよ…』
銀時が、私に質問とは珍しい。
銀時「お前はさ、ツンデレってどう思う?」
A『は?』
え、なんだよ急に…
A『可愛いと思うぞ…ただしグラさん限定な』
銀時「そーかよ」
銀時はゴクリと音を立てて、イチゴ牛乳を飲み干した。
A『じゃあ、私からも質問いいか?』
銀時「おう…」
A『好き』
銀時「!?!?!?」
真っ赤な顔ではあぁぁ!?と叫ぶ銀時だが。
ここでイタズラを仕掛ける、それが私、桜川Aである。
A『好き…な女が出来たら、お前はどうする?』(ニヤッ)
銀時「なっ!て、めぇ…!紛らわしーんだよッ!!///」
あー、おもしれぇ。
A『勘違いしたのはお前だろ。で、どうすんだよ?』
銀時「ま、まぁ?女慣れしてる銀さんですしぃ?全力でアタックするかなあぁ?!」
A『ほォ…?』
銀時「んな疑わしい眼で俺を見るな!」
いや、だって…どこか信じられねぇんだよな…
銀時「…それか、無理やりでも奪うかな」
(トサッ…)
突然隣に座っていた銀時が、私を押し倒した。
A『うお…銀時、お前の狙いはそれか』
銀時「うるせぇ…」
ふん、お前に私を襲えるわけがねぇんだ。
なぜなら…
(ピーンポーン)
ほら、な。
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ゆる - えー終わりなんですか!?続きが読みたかったです… (2020年7月1日 18時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 愛しの神楽ちゃん!!たんオメですよ〜〜!ありがとう更新頑張る!! (2019年11月4日 20時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぇぇグラさん可愛ぃぃんー更新お疲れ!忙しそうやけどガンバ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
零 - おめでとうございます! (2019年10月11日 7時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 返信遅れてごめん!結局ぼっちにするw (2019年10月5日 19時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年2月28日 19時