夢の話 ページ25
＊付き合ってます。
ビート「僕の夢を見たんですか？」
A『うん、そうなの！』
ビート「…ちなみにどんな内容だったんですか？」
A『うーん…それがよく覚えてないのよね。』
ビート「そ、そうですか。」
A『なんとなく覚えてるのは、
人混みでビート君を探してて…
見覚えのある後ろ姿を見つけて声をかけたら
ビート君がいたんだけど…』
ビート「ここまでは普通ですね。」
A『振り向いたビート君が
いつもの偉そうな態度で私に話しかけてきたけど
声が全然聞こえないの。』
ビート「…いろいろ引っかかりますが、
まあ、とりあえず今はスルーします。
声が聞こえない…とは？」
A『なんていうか…小声？なの。
聞き返しても全然声の大きさが変わらなくて…』
ビート「僕の声が聞こえなかったんですね。」
A『でね、腹が立って
なんかこう…どーん！って突き飛ばした？
魔法で消した？みたいな…？』
ビート「その辺が曖昧なんですね。」
A『そんな感じの夢だったよ。』
ビート「…え、今ので終わりですか？」
A『うん、そうだよ！あースッキリした！』
ビート「…なんだか聞かされた僕は
モヤモヤしてます。」
A『まあ、夢ってめちゃくちゃな事が
多いからね〜。』
ビート「夢の中の僕がAさんに
失礼なことをしなかったのは幸いですね。」
A『うーん、声は聞こえなかったけど
若干バカにされてたような？気がする…』
ビート「僕はAさんに対して
"正直"に話してるだけですが？」
A『うわーなんかムカつくー！
今夜、ビート君の夢の中に行って大暴れしてやる！』
ビート「楽しみにしてます。
なら、今夜は早く寝ないとですね。」
A『よーし！じゃあおやすみー！』
ビート「おやすみなさい。
…ほら、もっとこっちに寄らないと
またベットから落ちますよ？」
A『…夢の中でもそれぐらい
優しかったら良かったのに。』
ビート「ふふ、今度からそうしますよ。」
A『あれ？おやすみのキスは？』
ビート「…っ、それも夢の中でします。」
A『え〜…まあ、いいや。おやすみ。』
私はビート君に腕まくらされながら
眠りについた。
＊END＊
P.S.夢の話は作者が実際に見た夢です。
目が覚めた後、突き飛ばした罪悪感で
ビート君のぬいぐるみに謝りました。
(本当にゴメンねビート君！)
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - ゆゆゆん@VIIさん» ありがとうございます(^ ^) 喜んでいただけて私も嬉しいです！ (2021年1月10日 14時) (
レス) id: a95cf31f0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆん@VII - 好きぴが大渋滞してる… 主様の文学センス(？)大好きです。 (2021年1月10日 0時) (レス) id: 9d1fd84ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2020年7月14日 13時
