クリスマス 1 ページ21
＊2人は付き合ってます
＊Aちゃん、チャンピオンになってます。
A『はぁ…寒い…』
時刻は夜10時。今日はクリスマスだ。
私はビート君に会いに行くため森を歩いている。
少し前から雪が降り始め、
怪しく光るキノコに積もり始めている。
ダンテさんに勝利したあの日から
私、ガラル地方のチャンピオンになった。
それまではただのポケモントレーナーで
所謂、"一般人"だったのだけれど…
チャンピオンになってからは毎日忙しい。
クリスマスイヴも今日も、
ゆっくり過ごすことが出来なかった。
A『はぁ…ビート君、怒ってるかな？』
本当は今日、一緒に過ごす予定だったのだ。
けれど、街でポケモンが
いきなりキョダイマックスしたり、
バウタウンの海で謎の竜巻が発生したり…
最近はこういった災害が多い。
故意に誰かが起こしてる！という人まで
出てくる始末だ。
なので見回りしながら
ビート君の家まで歩いている。
この森は特に異常はなさそうだ、良かった。
A『…お、アラベスクタウンが見えてきた。』
・
コンコンッ！と元気にドアを叩く。
ビート「…どちら様ですか？」
A『誰だと思う？』
ビート「…！その声は！」
ガチャっ！と勢いよくドアが開いた。
普段のユニフォーム姿ではなく、
私服のビート君が、驚いた顔で私を見た。
A『えへへ、遅くなってごめん…
なんとか収まったから来てみたんだけど…』
ビート「…もしかしてこんな寒い中、
歩いてきたんですか？」
A『あ、うん。見回りついでに！
よくわかったね！』
ビート「肩に雪が積もっていたので…
それより早く家に入ってください。」
・
A『お邪魔します！』
ビート「今、暖かい飲み物を入れます。
そこに座っていてください。」
ふかふかのソファに座った。
何度かこの家には来たことあるけど、
いつ見ても綺麗な家だ。
家具も私の家と違って必要最低限しかないし、
本棚にはポケモンの関係の本で一杯だ。
ふと、一つの本を手に取ってみる。
ビート君の綺麗な字で細かくメモ書きしてある。
…本当、真面目で努力家だ。
ビート「お待たせしました…って、何勝手に読んでるんですか？」
A『ん？ああ、ごめんね気になっちゃって…』
ビート「ほら、座ってください。」
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - ゆゆゆん@VIIさん» ありがとうございます(^ ^) 喜んでいただけて私も嬉しいです！ (2021年1月10日 14時) (
レス) id: a95cf31f0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆん@VII - 好きぴが大渋滞してる… 主様の文学センス(？)大好きです。 (2021年1月10日 0時) (レス) id: 9d1fd84ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2020年7月14日 13時
