不安なビートくんを励ます話 2 ページ17
ビート「ありがとうございます。」
A『ふふ、どういたしまして。』
ビート「…あの、抱きしめてもいいですか？」
A『…え！えっと…うん、いいよ？』
私が頷くとビート君が近づいてきて、
優しく抱きしめられた。
ふわっとビート君の香りがする。
ビート「…すいません、とても嬉しくて…」
A『そ、そんなに？』
ビート「…ボクにはジムリーダーになるしか
もう何も残ってないんです。」
A『…ビート君。』
私もビート君の背中に手を伸ばす。
…少し肩が震えている。
ビート「時々不安になるんです。
本当にボクがジムリーダーになれるのか…
勿論、一生懸命勉強してますが…」
A『…ビート君の頑張りは私が1番知ってるよ。
だから大丈夫！絶対にジムリーダーになれるよ！』
ビート「…Aさん。」
A『それに…私がいるじゃない！
何も残ってなくなんかないよ！』
ビート「………ありがとう。」
ギュウと少し強めに抱きしめられる。
ビート君の心臓の音が
ドキドキとハッキリと聞こた。
・
しばらく抱きしめあった後、お互いに離れた。
ビート「…………」
A『………ふふ、真っ赤だよ？』
ビート「……Aさんのせいですよ。」
真っ赤になった顔を片手で隠している。
…つられて私も赤くなっている気がする。
ビート「…目、瞑ってください。」
A『…目？何で？』
ビート「…全く…察してください。」
A『…あ！そ、そういうことね…！』
ギュッと両目を瞑ると、
ビート君の手が私の方頬に触れる。
そっと近づいてきて…
コンコン…！
ポプラ「戻ったよ。ちょっと遠回りしすぎ…」
ビート「…あ！ぽ、ポプラさん！」
A『あ！お、おかえりなさい！』
ポプラ「…邪魔したね。
もう一周森を散歩してくるとするか…」
ビート「あ！ぽ、ポプラさん！！」
A『…ポプラさんあんなに早く歩けるんだね。』
ビート「……そろそろ帰る時間ですよね？
家まで送ります。」
A『うん…！ありがとう！』
キスはまた次の機会に…。
＊END
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - ゆゆゆん@VIIさん» ありがとうございます(^ ^) 喜んでいただけて私も嬉しいです！ (2021年1月10日 14時) (
レス) id: a95cf31f0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆん@VII - 好きぴが大渋滞してる… 主様の文学センス(？)大好きです。 (2021年1月10日 0時) (レス) id: 9d1fd84ab8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2020年7月14日 13時
