【HP】ジョージ・ウィーズリーと結婚するお話⑫＊謎のプリンス＊ (ページ17)

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＊ウィーズリー家の賑やかな夕食ページ17

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「フレッドとジョージ！」

フレジョ「「正解！！」」

フレ「おっと、まだ戸は開けないぜ。７年生の時、アンブリッチにクィディッチ禁止令を出され気分が落ち込んだフレッド・ウィーズリーにAは何のお菓子を差し入れした？」

「なめくじゼリー！」

元気よく答えると、戸が勢いよく開いた。中からジョージが飛び出してきて私に抱きついた。私もすぐに抱きしめ返すと、嬉しそうに笑みを浮かべながら私の頬を撫でた。

フレ「ああ、俺は今、無性になめくじゼリーが食べたいよ」

私とジョージを交互に見ながらフレッドは鼻で笑った。私はジョージから離れてフレッドの背中をバシッと叩いた。フレッドが大げさに痛がっていると、モリーさんが満面の笑みで私の名前を呼び名ながら両手を広げて近づいてきた。

モ「A！元気だった？少し痩せたんじゃない？今夜は貴方の好きな料理をたくさん作ったのよ！」

「モリーさん！お久しぶりです。お腹ぺこぺこなので嬉しいです！」

ギュッと抱きしめあうと、モリーさんのすぐ後ろにいたアーサーさんがニッコリと微笑みながら私の肩を叩いた。ソファに座っていたルーピンさんとムーディーさんが立ち上がったので、私はペコリと会釈した。

ルー「久しぶりだね。噂は聞いているよ。闇祓い見習いとして頑張っているみたいだね」

「はい、日々精進してます」

ムー「どうだ、訓練はキツイだろ？ニンファドーラは元気か？」

頭の中で「ニンファドーラって呼ばないで！」と怒るトンクスさんの声が聞こえた。ルーピンさんをチラリと見ると複雑な表情をしていた。

「あー…はい、トンクスさんは元気です。訓練は厳しいですが、トンクスさんがいつも励ましてくれます」

本当は全然元気じゃないけど、と心の中で思った。ルーピンさんはさりげなくその場から離れて、壁に飾ってある絵をじっと見つめ始めた。ほんの少しの沈黙の後、モリーさんが元気よく手を叩いて、私達を椅子に座るように促した。座ろうとしたら、元気よく階段を降りる音が聞こえてきた。

モ「ジニー！お客様がいらっしゃってるのよ。もう少し優しく降りて___」

ジ「A！！」

ジニーはモリーさんの言葉を無視して、私に飛びついてきた。