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「…私のこと好きなの？」
ジョ「う、うん…」
「…じゃあなんであんな悪戯ばっかりするの？」
ジョ「Aに僕のこと見て欲しくて…中々面白かっただろ？」
「…面白かったですって！？私が座る席にカエルを隠して置いたり、教科書に変な悪戯書きしたり、私が食べようとしたお菓子に激辛スパイスかけたり…これのどこが面白かったの？私には嫌がらせされているとしか感じなかったわ！」
眉を吊り上げてジョージ・ウィーズリーを見ると、申し訳なさそうに俯いた。演技をしているのには見えないが、私はこの告白も悪戯の１つだと思った。だってみんなの人気者のウィーズリーが私のことを好きになるなんてあり得ないからだ。
「もういいわ、そんな嘘に引っかかるほど私馬鹿じゃないから」
ジョ「え？違う、嘘なんかじゃ__」
「とにかくこのさいハッキリ言うけど、もう私に悪戯するのはやめてよね。これ以上、学校生活に支障が出るのは勘弁してほしいの」
キッパリと言い切ると、私は教科書を持って立ち上がった。まだ頭が痛むが、ジョージ・ウィーズリーと話したくないので、レイブンクローの寮に戻ることにした。
スタスタとジョージの横を通り過ぎると同時に、二の腕を掴まれた。びっくりして振り返ると、赤毛と同じ色に顔が染まったジョージが真剣な目で私を見下ろした。
ジョ「Aに嫌な思いさせてごめん。でも好きなのは本当だよ。だから、行かないでほしい」
「………へ？」
本日２回目の情けない声が出た。ジョージにつられて私の顔も真っ赤に染まったらしい、顔が沸騰したように熱い。
ジョ「…許してほしい。ごめん、これからは悪戯は控えるよ」
「………本当に？」
正直まだ疑っている自分がいた。本当かどうかジョージに聞くと、ジョージはこくこくと何度も頷いた。
「じゃあ…今回は許すわ。その、とりあえず手を離してもらえるかしら？」
ジョージは慌てて手を離して、ごめんと謝った。力強く掴まれていたので、二の腕が少し痛んだが、今はそれよりも心臓がドキドキとうるさかった。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - るあさん» コメントありがとうございます。推しが似てて嬉しいです☺︎ 落ち着いたらリクエスト募集する予定ですので、もし推しのこんな話が読みたいと思ったら気軽にリクエストしてくれたら嬉しいです。 (8月4日 12時) (
レス) id: ebe400c457 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - え、、（泣）めっちゃ好き、、。主様と好み同じなのか、推ししかでて来なくて嬉しい。 (7月24日 17時) (レス) @page16 id: 1f62dc7167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2023年1月4日 20時
