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シル「お嬢様！退院おめでとうごさいます！」
「シルキー、ありがとう」
少し屈んで花束を受け取り、優しく抱きしめた。
私の手をしっかりと握りしめると先生の隣に移動した。
先生は周りを警戒しているためか
いつもより表情が険しい。
シルキーは上目遣いで先生の顔を覗き込むと
ビクッと飛び上がり、まっすぐ前を向いた。
先生が咳払いをしながらそっと右手を出した。
シルキーの人差し指が僅かに触れると
視界がグルグルと回転し始めた。
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ポンッと音が響いて地面に足が着いた。
久しぶりに姿現しをしたからか頭がクラクラする。
何度か瞬きを繰り返して前を見ると
校長室の入り口を守るガーゴイルの石像があった。
ムー「ワシはお前が退院したことを報告してくる」
「はい、ありがとうございました」
頭を軽く下げると帽子を脱ぎ懐に雑にしまった。
先生はガーゴイルを見て口を開こうとしたが、
何かを思い出したのか体の向きを１５度変えて
魔法の目で私をじっと見つめた。
ムー「アルバスから聞いたが、闇祓いになろうとしているらしいな。本当か？」
「はい、そうです」
ムー「分かっていると思うが、誰でもなれる職業ではない。ここを卒業して闇祓いになっても３年間の訓練で根を上げる人間がいるのも珍しくはない。しかもアイツが復活した今、さらに危険だ。その覚悟はあるのか？」
「私は……私は、母や父のように強くなって皆んなを守りたいです。もっと深く魔法について訓練して…この眼をもっと使いこなせるようになりたい。
家族も友達も、もう誰1人も失いたくない。
……覚悟ならとっくに固まっています」
ムー「……いい目だ。成績を確認したがこのままいけば受かるはずだ。だが、油断大敵だ！」
先生はニカッと笑うと私の肩を強く叩いて
ガーゴイルに合言葉を言った、
そして現れた螺旋階段を登っていった。
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シルキーは部屋の片付けを手伝うと何度も言ってくれたが丁重に断った。思い出がつまった寮の部屋はなるべくなら魔法を使わずに片付けたいと思ったのだ。
廊下を歩いているとやけに人の視線を感じた。
でも誰も遠くで見るだけで話しかけようとしなかったのでほっとした。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - ソライロの流れ星さん» わー、ありがとうございます(^^)！ 私もフレジョが大好きなので最高と言っていただけると嬉しいです！投稿頑張ります！！ (2021年12月4日 9時) (
レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
ソライロの流れ星(プロフ) - フレジョ、めちゃくちゃ好きでこの小説読み始めたんですけど最高です！！これからも投稿頑張ってください！！ (2021年12月2日 15時) (レス) @page46 id: b0b5b7ebc7 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - ゆいさん» ゆいさんこんばんは！読んでいただきありがとうございます😌 作者はどうしてもフレッドに生きてて欲しくてこの小説を書き始めました✨ なので暖かいコメントをいただけて嬉しいです(^ ^) 頑張って書かせていただきます💪 (2021年10月19日 18時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして！こんばんは！最初から一気に読ませていただきました( ¨̮ )フレジョめっちゃ好きなんで読んでてほんまにドキドキします😍フレッドがこの小説の中では生きててくれてる事が嬉しいです！これからも楽しみにしてます(*´ω｀*)！ (2021年10月19日 0時) (レス) id: d116afb677 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - ナナさん» ありがとうこざいます！ナナさんのような暖かいコメントを頂けると頑張ろうと力が湧きます💪 フレジョは尊いですよね！早く仲直りして欲しいので更新頑張ります✨ (2021年9月29日 22時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2021年9月28日 15時
