・ ページ5
・
客席を降りて選手専用の出入り口から競技場へと入ると、女生徒の悲鳴が聞こえてきた。辺りを見回すと、ハリーとジョージが地上に転がっているドラコをボコボコにしていた。
「
杖を向けて呪文を唱えた。ハリーとジョージをドラコから引き離し、仰向けに倒した。ジョージの唇が腫れ上がっていた。
クィディッチの審判を務めるフーチ先生も慌ててこちらに走ってきた。状況を判断すると、何かしらルール違反したスリザリン生を叱っていたみたいだ。
フーチ「何のマネです！こんな不始末は初めてです…2人とも城に戻ってまっすぐ寮監の部屋に行きなさい！さあ、今すぐ！」
ジョージは私と目を合わせることなく、ハリーと一緒に競技場を出て行った。観衆が野次を飛ばしたり叫んだりしている。フーチ先生がホイッスルを鳴らすと、クィディッチの選手は控室へと箒で飛んでいった。
私はジョージが出て行った出口を見つめたまま動くことが出来なかった。また間に合わなかった…予知するのがいつも遅い。これでは力があっても意味がない。
悔しくて下唇を噛むと、肩を叩かれた。振り返るとアンジーとアリシアが心配そうに私を見ていた。
アンジ「話があるから一緒に来て」
２人の背中を追いかけた。後ろではフーチ先生が浮遊呪文を唱えているのが聞こえた。
・
選手専用の控え室は試合に勝利したとは思えないほど、重い空気だった。フレッドは怒りで自分の膝を拳で叩いているし、ロンも縫い付けたように口を閉ざして俯いていた。
テーブルの上には赤色と緑色のTシャツを着た人形が箒に乗り、球技場に似た場所を飛び回っていた。赤色の人形かクアッフルをゴールに入れると、歓声が聞こえてきた。
フレッドがイライラしながら杖を乱暴に振ると、人形が動きを止めてテーブルの上に倒れた。
「……何があったの？どうしてジョージとハリーはあんなことを…」
アンジ「マルフォイのせいよ。アイツが負けた腹いせに、酷い事を言って挑発したの」
ハリーはともかく、あのジョージが手を出すなんて…よほどのことを言われたみたいだ。何を言われたのかアンジーに聞こうとすると、フレッドが口を開いた。
フレ「俺の両親を馬鹿にしたんだ。ハリーのお母さんも…それにAのことも言ってたよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1023人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - セブ推しさん» わあ、いいですね(^^)楽しんできてください✨ (2022年6月14日 11時) (
レス) id: ebe400c457 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - いえいえ、ゆっくりで大丈夫ですよ。(*^▽^*)こちらこそありがとうございます。実は、来週ユニバに行くのですが、セブルスのクッションを抱いて回ろうと思ってます！伸び耳も買ってきます(*´꒳`*) (2022年6月11日 15時) (レス) id: f4e9994b12 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - セブ推しさん» ありがとうございます(^^) 最近あまり更新できず申し訳ないです。温かいコメントありがとうございます(*^^*) (2022年6月5日 23時) (レス) @page49 id: ebe400c457 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - 最近コメントの頻度が減ってきていますが、ちゃんと楽しませてもらっているので安心してください！お体に気をつけて。 (2022年5月27日 21時) (レス) id: 0279344f62 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - こちらこそお返事嬉しいです！ありがとうございます。解毒薬､､､なるほど、頭良い！(*⁰▿⁰*) (2022年5月12日 17時) (レス) @page42 id: 01d86ea342 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2022年2月23日 13時
