【そらる】この秘密は私しか知らない (ページ10)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:5,917 hit

story 9 ページ10

story 9

『じゃあ、晩ご飯にしようか。』

そう言って、テーブルの上に料理が広げられる。

そして、この量は

｢どう考えても、２人前じゃない……｣

きっと、その倍以上はある………

『あぁ……言ってなかったっけ？

ここ、俺だけの家じゃないんだよね。』

こんなに広いお屋敷だもん。

他に人がいて、何も不思議じゃないか………

『おーい、ご飯できたぞ～～』

そこに現れたのは

『うわ～～そらるさん、今日のご飯は張り切ってますね！？

いつもは……』

『おい』

『わわっ！来客いらしたんですね！

もう、それなら言ってくださいよ～！

そらるさん、いつも通り美味しそうなご飯ですっ！』

もう遅い気が………

『紹介が遅くなった。

コイツはここの屋敷の主人とでも言えばいいのかな。』

『僕は相川真冬(あいかわまふゆ)。

気軽にまふまふって呼んでね！』

相川真冬……？

それって確か、１年生なのに先輩、同期はもちろん、先生、それに男女関係なく誰からも好かれている人気者………

っていうあの！？

＿