story 13 ページ14
story 13
｢ねぇ………｣
私は少し息多めな声を出す。
｢やばい……もうダメ………｣
.
.
そらる side
火照った顔で彼女は俺の方を向く。
そして………
｢……もうダメ………｣
彼女はのぼせたんだろう。
こちらに身を委ねる。
『これ、やっぱり涼しいところに連れていくべきだよな……』
お姫様抱っこで浴槽から出す。
って、これあんまり見ちゃダメなやつだよな……
見ないようにしても、やっぱり見えてしまう。
いつも制服でわかんなかったけど、結構スタイルいいよな………
なんて、気づいたらそんなことを考えてしまっていた。
『と、とりあえず軽く服だけ着せて、ベッドに寝かせておくか………』
.
.
｢んっ……｣
目を覚ますとそこはベッドの上で
あれ？
ベッドに来た覚えが無く、ふと寝返りを打つ。するとそこには………
｢……そらる？｣
気持ちよさそうにスヤスヤ眠る彼。
なんかすごく可愛い。
ただ、何か違和感を感じる。
あ、そらる上の服着てないんだ。
寒いだろうし、布団かけてあげよう。
ってあれ？
｢なにこれ？｣
よく見ると私は軽くシャツを着ているだけだった。
すると、今まで忘れていたことを思い出していく。
私、のぼせて！？
｢裸見られたんじゃ………｣
そう思うと全てが恥ずかしくなる。
今すぐに服を着に行こう……！
＿
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年8月15日 13時
