▲misumi’s birthday 2017.6.6 1/3 ページ41
▲misumi’s birthday 2017.6.6 1/3
三角「ねぇねぇ、Aっ!朝だよ!!」
その元気な声の持ち主は………
「……三角くん?」
目を覚ますと目の前には三角くんの顔があって………
「って、顔近い近い!!」
慌てて顔を遠ざける。
三角「ねぇ、今日何の日か知ってる〜?」
そう聞く彼はまるで子犬のようだ。
今日はえっと………6月6日だから………
「三角くんの誕生日だ!!」
そう答えると彼の目がキラキラ輝いた。
三角「せいか〜〜い◎」
でも、いちいち朝から確認しに来るということは何かあるのかな………?
「三角くんは何かして欲しいこととかあるの?」
高校生の私には出来ることは限られてくるけど………
三角「さんかく探しのデート!!!」
相変わらずの三角くんらしい解答に、頬が緩む。
「でも、学校があるから夕方からでもいい?」
そう、今日6月6日は火曜日で平日なのだ。
三角「うん、ここで待ってる〜〜」
少し可哀想な気もするけど、これはどうしようもないことで………
私は学校に行く支度を始めた。
.
三角「ねぇねぇ、A朝ごはん一緒に食べよ〜〜」
そう差し出されたのはさんかくのおにぎり。
「わぁ〜美味しそうだね!」
誕生日なんだから、私が作ったのに………
本人にもちゃんとそう言ったのだが「俺、Aの分も朝ごはん作る〜〜」といって、行ってしまったのだ。
三角くんの特製さんかくおにぎりも食べ終え、高校生組は学校へ行く時間に……
天馬「太一も十座さんも起きろ。行くぞ!」
咲也「真澄くん、起きて。」
万里「んじゃ、A先に行っておくか♪」
真澄「Aは俺と行く。」
一成「まっすー、わかりやすくて超ウケ!!」
こんな風に朝の寮は大体騒々しくて………
三角「A、早く帰ってきてね〜〜」
この会話なんか夫婦みたい、と思いながら扉に手をかける。
「うん、それじゃあ行ってきます♪」
.
▲misumi’s birthday 2017.6.6 2/3→←△105「嫉妬」
153人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃらめるみるく(プロフ) - なっちゃんさん» 臣クンの件はすぐに修正させて頂きました!!感想、ご指摘、応援の言葉まで、、、本当にありがとうございます! (2017年4月30日 8時) (レス) id: c20bb74c80 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - すごく面白いです! ただ太一くんは臣くんのことを「臣クン」と呼んでいたような・・・ これからも頑張ってください! (2017年4月30日 6時) (レス) id: e03921e1e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きゃらめるみるく | 作成日時:2017年4月25日 21時