【A3!】光の指す方へ第２幕 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:75,550 hit

△４８「意識の有無」ページ4

△４８

綴「俺思ったんっすけど、記憶が曖昧なのは意識の問題じゃないっすか？」

「どういうこと？」

綴「前に演技はAは自分の体にその役を入れ込む、で本体の存在を消すって言ってたじゃん？」

「うん」

綴「もしかしたら、それ日常生活でも使ってるんじゃない？

だから、意識して自分を作り上げている分、意識が薄れると消していたはずの自分が見え隠れするようになって、でも作り上げた意識のある今の自分にとっては無意識のことだから、覚えてなくても話は通ると思って………」

「無意識のうちに意識して自分を作り上げるようになって、その意識が薄れると無意識のうちに本当の自分が？？？

あ～～～少し難しいけど、何となくわかった気がする………」

紬「じゃあ、あの日会ったAくんが本当のAくんだったりするってこと？」

「う～～ん、記憶がないってことは、綴くんの話が本当ならそういうことになるかな？？？」

真澄「じゃあ、本当のアンタってなかなか危険。」

左京「お前、意識は常にちゃんと持っておけ！！」

「は、はい！

でも、それじゃあ寝起きとかも注意しておかなきゃですよね？」

東「左京くんの部屋ばかりだと心配だね。
今夜はうちへおいでよ。」

三角「サンカクだからオレの部屋もいいよ～～」

丞「カントクの部屋という選択はないのか……？」

·