△58「気持ちだけ」 ページ16
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目が覚めると僕は真澄くんの腕の中にいた。
とても温かく、心地よかった。
真澄「本当にアンタ無防備すぎる。」
もしかして………
「また………無意識だった………?」
この状況に至るまでを思い出せないということは、やっぱりそうなんだろう。
「ごめん………迷惑かけて…………」
真澄「別にアンタならいい。」
今日の真澄くんはなんだか素直だ。
だから、甘えたくなる…………
「最近、眠るのが少し怖い…………
でも、睡魔には勝てなくて。
出来る限り、本当は眠りたくない。」
何言ってんだろう…………
まだ寝ぼけてるのかな………
真澄「これからオレがアンタの部屋で寝てあげる。」
真澄くんの提案は相変わらずぶっ飛んでて…………
でも、優しさはすごく伝わる。
「ありがとう。
甘えちゃってごめんね………
でも、優しくする相手が違うよ。
その優しさはカントクさんにあげて?」
その気持ちだけ受け取っておくよ。
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作者名:きゃらめるみるく | 作成日時:2017年4月10日 1時