△１１９｢始まる準備｣ ページ18
△１１９｢始まる準備｣
申請をし、無事に正式にシンデレラカフェの準備が始まった。
衣装は、今夏休みで手が空いているという幸くんに、既に真澄くんと私の分だけ頼んでいるらしい。
幸くんも王子様の衣装や、姫のドレスは作りたくても機会が無かったため、とても張り切っている。
脚本は綴くんに頼もうともしたらしいが、さすがにこれはクラスでやろうということになり、文芸部の子が担うことになった。
そして、私はというと、今最大の？危機が襲っていた。
｢じゃあ、採寸だけはこちらでやりますね？｣
『え？で、でも、創るのは幸くんだし、幸くんがやった方が、、、』
｢そこまで、幸くんに頼むわけにもいかないし、やっぱりわたしが……！｣
ま、待って！
｢おいおい、何してんだよ。｣
ベストタイミング！！！
｢そんな、女子に裸見せられるわけねぇだろ。なぁ？｣
な、なんとか助かった、、、
｢俺が採寸してやるよ。｣
え？
『だ、だから、僕は……！』
｢遠慮すんなって。俺が隅から隅まで調べてやるよ。｣
全然、助かってなかった！！！
ど、どうしよう………
真澄｢Aの採寸は幸がやるって。
なんか、自分の目で見て測りたいらしい。｣
真澄くん………神様だ…………！
真澄｢あと、さすがに鼻血出してる奴に測られても。｣
あ、ほんとだ。
｢え？あっ！鼻血！？マジかよ！A！また後でな！｣
一応、手だけ振ってよう。
.
真澄｢おい、A。ここではできるだけ俺から離れるな。
また、あんなことにあったらどうする。｣
真澄くん………
『ごめんなさい……』
.
その頃、それを見た生徒はというと
｢さっき、Aくんと話しちゃった！｣
｢真澄くんもかっこよかったよね、、、｣
｢シンデレラカフェ本当に楽しみ……｣
｢Aがあまりにも可愛すぎて、勝手に妄想して、鼻血出すとか最悪。｣
｢でも、その気持ちわかるわ。｣
｢男なんて信じられない。｣
｢ねぇ！さっきの見た？｣
｢見た見た！！あの２人って……｣
｢できてるよね……？｣
色んなジャンルで真澄とAの話で持ちきりとなっていました。
.
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年7月8日 15時
