ろく。 ページ8
you side
「まぁ、担任と言ってもこの後の学長との面談次第なんだけどね!
でも君、多分受かるでしょ!」
早 く 言 え よ。
でも面談? 確か呪術高専… だったかな、普通の学校とは違うし面談なんて平和なものと言えるのか…
心配でしかない。
・
五条は講堂のような建物の扉に手をかける。
ギシッ… と、軋んだ音を立てゆっくりとその扉は開く。
外は真昼。
それとは対照的に暗い一室に入り、彼女は思わずその柳眉を顰めた。
背を軽く押され、足音が昏い部屋に響き渡る。
「珍しく遅刻しなかったな、悟。」
そう、誰かの声が鳴り渡る。
その頃には部屋の闇に目が慣れ、先刻の声の主の姿を漸く認められた。
あの人が、五条の言っていた”学長”だろうか。
周囲には多くのぬいぐるみ。
どう表現すればいいのだろう。
可愛い、と言っておいた方が良いのか?
勿論嘘は吐いているわけではないが、適度に世辞を言い気に入らせた方が後々楽だ。
人間、一度好感を持った者を疑いたくは無いのだし。
にしても…
随分とまぁ集り屋の様な外見を…
いや、見た目で判断するのは教義に反する。
どんな人でも私が救ってあげなければならないのだから。
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山西 陽朔 - 面白い作品ありがとうございます。次回作に日蓮思想を題材にした作品を書くのはいかがですか?南無妙法蓮華経と唱えることで万人が成仏するという教えなら、日蓮上人の名誉さえ傷つけなければきっといい作品ができますよ。 (2023年4月30日 15時) (レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リム | 作成日時:2021年3月6日 13時