よん。 ページ6
夢主=『』 その他=「」 ———=ナレーター目線
「やぁ、おはよう。」
声のした方を見やると、先刻の不審者が居た。
私と同じ白髪に黒の目隠し、そのまた黒の服を着て面白いものを見るかのように口元を歪ませ此方に視線を送っている。
「君が今まで捕まえてきた人達はどこ？」
捕まえてきた？なんて言い草だろう。
私は教義に則って”救済”をしているのに。
『もちろん、み〜んな天国だよ？
私が食べて、救済したんだから！』
そう、胸を張って答えた。
私に食べられて天上の世界、死後の楽園へ導かれたのだから当然だろう！
なのに何故、目の前の男は顔を顰めて不快そうな表情をしている？
全くもって理解が出来ない。
「…分かった。
なら、君には２つの選択肢をあげる。」
２つの選択肢？何の話だろう。
そもそもどうして私はこの目隠し男に誘拐されている？
その上選択肢をあげるだと。誘拐犯のくせして何様のつもりなのか…
「１つ目は、このまま死刑。人を大勢殺ったからね。
そして、２つ目は呪術師になる。君の一族… そう、羽食一族は人を食べることで救済するっていう考えを子供に刷り込んできてたんでしょ？
なら一種の洗脳という事で情報酌量になる！
でもそれには”人を食べない”のが条件。
さぁ、どうする？」
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山西 陽朔 - 面白い作品ありがとうございます。次回作に日蓮思想を題材にした作品を書くのはいかがですか?南無妙法蓮華経と唱えることで万人が成仏するという教えなら、日蓮上人の名誉さえ傷つけなければきっといい作品ができますよ。 (2023年4月30日 15時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム | 作成日時：2021年3月6日 13時
