隣人は私のファンらしい。その4【竈門炭治郎】

落ち着いて！ ページ12

次の日、今日は炭治郎と一緒にお見舞いに来たのだが、





部屋の前に行くと、看護師さんの焦る声が聞こえた





私たちはびっくりした顔で、ドアを開けると…



『禰豆子…！』



看護師「落ち着いて！禰豆子さん！」



禰豆子が暴れていた





私は禰豆子の背中をひたすらにさすった



『大丈夫だよ。大丈夫』



そう言いながら私は泣きそうだった




炭治郎も禰豆子のことを止めようと必死だ




善逸「禰豆子ちゃん…お願いだ。」



善逸さんが泣きながら禰豆子に向かって話し始めたので、私たちは禰豆子に声をかけるのをやめた




善逸「禰豆子ちゃん…落ち着いて聞いてね。」


その声が届いたのか、禰豆子は落ち着いて地面に座った




善逸「俺、ずっと禰豆子ちゃんが早く元気になりますように…って願ってた。でも、それって間違ってたんだね。禰豆子ちゃんが治るには時間がかかる。俺はいつまでも待ってる。だって、俺は禰豆子ちゃんの1番のファンで、1番好きだから。迷惑かけてもいい。
だから、自分を見失わないで…」




それを聞いた私はぺたんと地面に座ってしまった




『禰豆子…禰豆子…大好き。誰も禰豆子のことを責めたりしない。焦らなくていいの…』


そう言いながら泣いた私を炭治郎が抱きしめてくれた



炭治郎「禰豆子ちゃん…俺たちファンはいつまでも待ってる。禰豆子ちゃんがいるLINKが戻ってくることを」


そうして、アオイもちょうど来ていたみたいだ



アオイ「禰豆子…私たち、3人でLINKなんだよ？
私と、Aだけだったら、LINKじゃない。」



みんなそれぞれ声をかけ始めた


そうすると、禰豆子は涙を流した




禰豆子「頑張ってみたい…」



『うん…』





アオイや、私、禰豆子は答えを見つけた





LINKは3人でLINKだ。




私の代わりもアオイの代わりも禰豆子の代わりもいない








大丈夫…もっと強くなれる

Three→←だめ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す