Love between childfood friend （m.j） (ページ11)

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……

『付き合おっか？』

潤くんの告白で想いが繋がった私たち。

これっていつまで抱きしめられてるんだろう。
潤くん何も言わないし何をしてくるわけでもなくただ抱きしめられてて…私の両手は潤くんのTシャツの裾を握りしめたまま。

この手の位置変えたほうがいいのかな？

そういえば潤くんお風呂上がりの良い匂いする。
この間買ってたシャンプーかな？

また潤くん背中逞しくなってるよね。
空手の時のシャキッとした髪の毛が今はボサボサで、その違いを見れる特権っていいなって思って

なんかいろんな事が次から次へと出てきて…
頭を潤くんの肩にもたれるようにしたら、潤くんの手が私の頭をポンポンってすると撫で始めて…

「…潤くん、好き。」

聞こえるか聞こえないか、自然と溢れた私の想いにも

『俺も、Aが好き。』

って返してくれて
こんなにも温かな気持ちになるなら、もっと早くにって少し後悔したりして

またどれくらいだろ…
ずっと頭を撫でられてる状況が続くなか…

なんだかとても良い匂いがしていて

ぐーっと私のお腹が音を出した。

『ふふっ…。

ふ、あはは。』

抱きしめられていた手が離れてお腹を抱えて笑い出した潤くん。

「ちょ、ひどい…。

はは。」

怒りたくなるけど、潤くんの笑ってるの見たらこっちまでおかしくなってきた。

『ごめん、ごめん。

そういや、お袋がAの好きなガトーショコラ焼くって言ってたからさ。
頑張った日は糖分必要だろ。』

そう、部屋を閉めてるのにわずかに匂ってくるチョコの香りがチョコ好きの私にはたまらなくて。

『そうだ、ガトーショコラと一緒に晩飯食べてけば？』

「あ、今日うちお寿司なんだよ。」

『そっか、なら一緒に食べたらいいじゃん。』

「お母さんに聞いてみる。」

潤くん家とご飯を一緒に食べるってのは珍しいものではなくて昔から何かイベントごとあれば一緒にお祝いしたりと家族ぐるみな付き合いだから、それならって自然と今日もご飯を一緒に食べる流れになる。

翔『で、うまくいったぽいね。』

何が？って台所からお母さんの声が聞こえてくる。

「何も、ないよっ。」

翔『何慌ててんの？
お袋たち、そうなんの望んでんのにさ。
あー、うめぇ。』

ガトーショコラを口にした翔くんが私の座っている隣に腰を下ろす。

翔『俺から言ってやろうか？』

とかニヤニヤしてて、翔くんにパンチ入れようとしたら

『はい、サラダ。』

潤くんが間に入ってきた。