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癒しを求めて来てくれるたくさんの人に､一杯に想いを込める｡
お客さんが一段落ついて息を吐くとドアが開いて視線を向けた｡
『...京本｡』
『いい??』
『あぁ｡こっちに｡』
そう言ってカウンターの席に案内した｡
『コーヒー｡』
『駄目｡』
『...ホットミルク｡』
『承知しました｡』
そう言って俺は奥に向かい､準備を始めた｡
マグカップに注いで戻り､京本の前に置いて俺は隣に座った｡
『美味しい??』
『ん｡』
『良かった｡』
そう言うと京本は俺を見た｡
『店員さん｡座ってていいんですか??』
『いいんです｡』
『そうですか｡』
そう言って京本はマグカップを見つめた｡
『俺用のカップ､まだ置いてあったんだ｡』
『第一号だから｡』
『ジェシーさ､本当に頑張ったよな｡』
そう言われて俺は正面を見た｡
『...それはお前が頑張ってたから｡』
『...｡』
『俺のために頑張っちゃってくれてさ｡言えよって怒ったの､今でもそう思ってるから｡』
『まだ怒ってるんだ??』
『少しくらいが命取りだって､俺よりもちゃんと分かってただろ??』
『まぁね｡でもさ､力になりたかった｡真剣に勉強してたからさ｡』
そう言われて俺は視線を京本に戻した｡
『なってほしかったから｡で､受かったって聞いた時すごく嬉しかった｡』
『それで倒れたら､元も子もないけどな｡』
『ごめんなさい｡』
そう言って京本は笑って､俺もつられて笑った｡
それから少し二人きりで話をして､お客さんが来たタイミングで京本は帰っていった｡
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あい(プロフ) - コメント失礼します。泣けました。これからも頑張ってください！！ (2019年1月13日 6時) (
レス) id: 20d8e8453e (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 素晴らしい作品をありがとうございます。更新楽しみにしてます。 (2019年1月1日 2時) (レス) id: fd962043f2 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - とても面白くて読み応えあります！更新が楽しみです！ (2018年11月29日 21時) (レス) id: 58ad9659bb (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！応援しています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 46ec5817d4 (このIDを非表示/違反報告)
藤菜 - 大我大好き！この小説とても面白いですね！頑張ってください！応援してます！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: cd27931c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2018年11月14日 10時
