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「うるせェ!!!いこう!!!」
な?言っただろ?チョッパー……。
「うるせェって勧誘があるかよ…」
「ま、ルフィらしいじゃないか」
「お"お"!!!!」
チョッパーが泣きながら叫ぶ。
良かった……!チョッパーが仲間になって!!
この先の航海、もっと賑やかになりそうだな。
「チョッパー!!」
我はサンジの足をはなすと、チョッパーに駆け寄った。
「チョッパー……!!仲間になると決めたんだな!」
「ミヨ…!!あぁ!!お前のおかげさ!」
ギューッとチョッパーを抱きしめる。
違う、我は何もしていない。
全て、チョッパー自身が決めたこと。
我はただ、自分の事を話しただけ。
でも、本当に良かった!!
我と同じような環境だったチョッパーと仲間にはなれるとは。
本当に嬉しい!
笑い合いながら、チョッパーを抱いているとこっちにビヨーンッと、ルフィの腕が飛んで来た。
あ、まさか、我がチョッパーを独り占めしているから取り返しに来たのか…!?
確かに少しはしゃぎ過ぎたかもしれない。
大人しくここは渡そうとチョッパーを離した。
ガシッ!
「へ?」
てっきりチョッパーを掴むと思っていた腕は、何故か我の腰にまわされており、そのままルフィのところに一直線に飛んだ。
て、我!?
チョッパーじゃなくて!?
そんなに引き剥がしたいのか!!
「ル、ルフィ?チョッパーなら向こうだぞ?ルフィもチョッパーに触りたかったんだろ?」
「おっ!そうだな、おれ、ミヨの代わりにチョッパー触ってくる!!」
な!?そ、そんなにチョッパーを独り占めしたいのか……。
べ、別にまた船で触ればいい話だ。
少し残念に思いながらナミ達のところに戻った。
「ナミ〜ビビ〜!ルフィが我からチョッパーを取るのだ!もっと触っておきたかったのだが………」
「うーん、少なくともルフィさんはそういう意味で、ミヨさんをチョッパー君から離した訳ではないと思うわ」
「え、どう言う事だ?」
「あんたに言っても分かんないからまた今度。さ、チョッパーが来たら行くわよ」
何かナミにバカにされたように感じたが、とりあえずドクトリーヌに別れの挨拶をしに行ったチョッパーを待った。
「ミヨさんって、勘の良い人だからこういう事にも鋭い人だと思ってたけど……」
「あー、ミヨはそういうところは救いようのない天然バカよ。」
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作者名:アップルパイ | 作成日時:2017年11月21日 3時