十二 1 ページ15
浅野side
こんばんは、浅野です
ただいまの時刻10時23分
妹に話しかけられ、その内容に驚愕、いや絶望しております
遡る事5分弱
妹「お兄ちゃん最近ある男の人とよく居るよね！」
『……ある男の人って…？』
妹「え〜！お兄ちゃんってばとぼけないでよ！」
『えぇ、本当にわかんないよ…』
妹「えっとね、白い髪の毛で一部赤いr…」
『うん、もういいよ分かった』
白い髪の毛で一部赤色、なんてそんなやつ僕の周りに1人しかいない
僕の天敵、僕の今1番嫌いな者である
妹「友達？あの人かっこいいよね！いいなぁお兄ちゃん」
友達？いいやありえない
かっこいい？あれのどこが…ってそうか、見た目だけはいいんだ
きっと妹は会話(一方的な語り)が聞こえていないのだ
『いや…友達じゃないよ。それにあの人だけはダメ』
と軽く妹の頭を撫でると
妹「もうっ！子供扱いしないで！………お兄ちゃんだけに言っておくね」
『…うん？』
妹「実は私…」
重要そうな話だ。だが妹がそんな重大な事を抱えているはずがない
固唾を飲み耳を傾ける
妹「あの人が好きなの、」
少し頬を赤くした妹が俯きがちに言った
そして今に至る訳なのだが…
『えっ、ええぇえ！？！』
思わず大きな声を出してしまった
そんな僕をみて妹が焦った様に
妹「お兄ちゃんしーっ！！声がでかいよ！」
と小さく叫んだ。
『ご、ごめん……ところで何処がいいの？』
じと、と見つめれば照れた様に髪をいじり
妹「私ね…あの人に一回助けてもらったの、その時にかっこよくて好きになっちゃった」
すっごく優しかったんだよ！と付け足して笑う妹
出来る事ならそのまま彼奴と付き合ってほしいものだが
妹と結婚しようものならまた会う羽目になる、もうあの胡散臭い笑みは懲り懲りだ
『助けられるって一体何から』
妹「…あ、あはは、実はこの間海岸に散歩に行ってたら海乱鬼に襲われちゃって…
その時に風の様に颯爽と現れたあの人が助けてくれて…そのあと、
「この辺りは危ないでござる、次は気をつけるといいでござるよ」って微笑んでくれたの！
もう私すっごく照れちゃって…」
ありえない、彼奴がそんなに優しいやつな訳ない
なんだか気持ち悪くなってきた
『……そう、だけど彼奴は…』
言いかけた言葉を飲み込めば
妹が閃いた様に口を開いた
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河井 - ぷんさん» 嬉しさ満開！いい言葉ですね！！楓原万葉…罪な男です。ただし私が書くものはどうしてもネタ寄りにまでなってしまうので…真面目な万葉も頑張って書いていきたいと思います…！こちらこそありがとうございます！ (2023年1月9日 0時) (
レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
ぷん - ひゃー！！！！推しのBLだぁぁぁ！！！！！嬉しさ満開！！！なかなかないから本当に嬉しいですありがとうございます泣 (2023年1月8日 14時) (レス) @page9 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
河井 - 夜叉さん» わひゃー！！！嬉しいですありがとうございます…… (2023年1月6日 16時) (レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉(プロフ) - 神作を見つけてしまったありがとうございます推しが尊い（殴 (2023年1月6日 16時) (レス) @page4 id: 0a276b4c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河井 | 作成日時：2023年1月6日 11時
