【宇髄天元】この恋、遂げてみせるよ【我妻善逸】 (ページ41)

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「アルバム」ページ41

「え～じゃぁ額に傷があった子??それとも黄色い髪色の子??」

「炭次郎はカナヲ先輩の彼氏、善逸はただの学校の先輩!!」

「え～なんだ～～せっかくAの彼氏拝めるかと思ったのに～～」

「女子高生か!」

お母さんの拗ね方にツッコミを入れつつ手を動かす

「でも向こうがどう思ってるかわからないからね～!」

「もう!先輩たちの前で余計な事言わないでよ??!」

「わかってるわよ～!」

うっわーーー!すっごい不安!!!

それからもお母さんはあのメンバーとはどういう付き合いなのか根掘り葉掘り聞いてきて、話を終わらせたくて私は出来る限りの速さで料理を終わらせるのだった

*

一方部屋で待機組は。

「炭次郎…さっきより上達したね」

「そうだろうか…?伊之助に比べたらまだまだだよ」

「伊之助さんは…出来ても集中力が…ね」

先ほどギターを始めたのにもう漫画を読むなどで集中力が散漫していた

「伊之助ってほんと残念だよなぁ」

「んだとぉ!」

「こら伊之助!!Aの部屋なんだから暴れまわるんじゃない!」

なんて男子三人がわちゃわちゃやっている時

「あら?これってアルバムかしら??」

「…だとしたら気になる…」

「でも勝手に見ちゃ悪いわよね」

何て言って棚に戻そうとしたアオイの手を掴んで問答無用に広げる伊之助

「ちょっと伊之助さん…!?」

「アルバムくらいじゃアイツは怒んないぜ!ｳﾘｨ」

「ｳﾘｨって……でもまぁ気になるものは気になっちゃうし、こうして見える棚に置いてるならいいんじゃない?」

「善逸さんまで……もう、私は一度止めましたからねー!」

何て言うアオイもちゃっかり見る

それにつられてカナヲ、炭次郎も伊之助の傍に寄った

「うわぁ～!小さい時の宇髄さん、かっわい～!!」

「この頃から今のAの片鱗が伺えるな…」

「この可愛さ……絶対モテてた……」

「でしょうね」

「おっ、これアイツじゃねぇか?」

「あぁ宇髄先生だな!」

「宇髄さんと宇髄先生って本当に兄妹だったのね……」

「逆に今まで信じてなかったの??!」

「いやなんというか信じ難いというか……」

「まぁわからなくもないな」

っと苦笑いを浮かべ賛同する炭次郎

「そっか」

「どうかしたか?善逸」

「いやなんでも」

(Aの家庭事情知ってんのは俺だけか…)

「というか…宇髄先生の若い頃とか超貴重だわ…」

「「「確かに」」」

*