仲直り 3 ページ4
〜貴方side〜
いた！！
ジュンくん！
……ちょっと全身黒過ぎない？
黒い帽子なんか深く被っちゃって、怪しいよ？
校門の前にたってる絵面めちゃめちゃ怖いよ？
なんて…気を紛らわすけど……
やっぱり緊張するぅ、顔合わせづらいよぉ
なんて声掛けよう
いきなり、昨日はごめんなさい。いや、ちがうか
昨日ぶりだねーーっ！！……これもちがう。
いつもなんて声掛けてた、私
漣「A！」
貴方「は、はい！！ジュンくん！」
漣「そんなとこに立ち止まって何してるんすか？」
貴方「えっと…あの、ジュンくんになんて声かければいいか分からなくて……」
漣「そんなのいつも通りでいいじゃないっすか」
貴方「……そうだよね！！うん！ジュンくーん！！」
漣「うぉっ、校門前ですよぉ。いきなり抱きつくな」
ジュンくん照れてる？
貴方「ジュンくんジュンくん！」
漣「はいはい。聞こえてますよぉ」
貴方「どうして夢ノ咲の高門の前に？連絡くれればよかったのに！」
漣「……昨日のこと謝りたくて…なんつーか…すんません。」
貴方「…！…私もごめんなさい。浅はかだったよね…実は私も玲明行って謝ろうと思ってて。」
謝れた！！！謝れました！！
貴方「でもジュンくん！昨日の言い方は酷かった！！冷たかったね！！泣いちゃいそうだったよ！」
漣「それはすんませんねぇ。…半泣きだったじゃねぇですか？」
貴方「うるさい！！余計なことは言わなくてもいいの！」
仲直りぃ〜♪
あ、そうだそうだ。忘れるところだった
仲直りの証！
貴方「ねぇ、ジュンくん！！」
漣「なんすかぁ？」
貴方「これあーげる！」
漣「イチゴ味のチロミチョコ…あんた喧嘩したり俺の機嫌わりぃときいつもこれっすねぇ。」
貴方「すきでしょ？」
漣「……まぁ、嫌いじゃねぇですよ。」
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作者名：くず | 作成日時：2020年8月31日 10時
