本当の出会い ページ21
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｢ほんまはさ、俺Aとは1年の時に1回喋ったことあるんやで｣
｢えっ｣
｢やっぱ覚えてへんよなー…分かってたけど｣
私とシャオちゃんは1年の時に話したことがある…？
思い出そうにもやっぱり彼の特徴のある赤いニット帽は思い出されなかった
｢そんときはニット帽なんて被ってなくて髪も女みたいに長かってん｣
そう言いながらスマホを操作して私に向ける
画面にはボブヘアーに豚のヘアピンをつけた女子が映っていた
｢これ、俺｣
｢嘘でしょ！？！？！？｣
｢まじまじ！意外やろ？｣
意外だった
女の子みたいな綺麗な顔してるなぁとは思っていたけどまさか髪型まで女の子らしかったとは
このシャオちゃんを知っているせいで驚きが倍でやってくる
｢俺、まぁなんや…部活も普段の生活も別に普通やった。友達も出来て、生徒会入って。アイツらと馬鹿やるのも野球続けるのも楽しかった｣
｢あれ確か夏休みやったかな…？初めてテストで赤点とってもうて一日だけ補習に参加してん。数学の｣
私も夏休み数学の赤点をとり、親に死ぬほど怒られちゃんと補習参加させられた
いやーあの時の兄さん先生目が死んでたなぁ…
｢そんとき、俺の隣に座っとったんが俺｣
『あんた賢そうやのになんでここおるん？』
『勉強は出来ないんですぅー！』
『ふーん…じゃあ仲間やな！俺もそんなに出来へんねん』
『俺、補習だるいなって思ってたけどあんたがおるんやったら補習もええな！な！俺と仲良くしてや！』
『俺はシャオロン！よろしくな！』
突然フラッシュバックするかのように思い出される記憶
あの時名前教えて貰ってるじゃないか
あの時仲良くしてなって言われてるじゃないか
｢でも結局俺は一日しか補習なかったし、俺はお前の名前教えて貰ってもどのクラスか知らんかったしでずっと会えへんかった｣
｢もう1回会いたいなって。そう思って次話す時はもっと色んなこと喋って、遊んで…そう考えるぐらいにはお前のこともう既に好きやったんや。多分あの時の笑顔に惚れたんやと思うわ｣
シャオちゃんはニット帽を取って前髪を崩す
髪の長さは全く足りてないけどそこには去年の夏休みに喋った彼の姿が
｢同じクラスになってめっちゃ舞い上がったけど、お前は俺のこと覚えてないし。それでも、お前に見てもらえるならって髪型も変えた｣
｢それぐらいお前のこと好きやったんやで｣
私はどうすることも出来ない
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水菜(プロフ) - くずもちさん» 安心してくだせぇ…私は画力が無いうえに文才力も無いので…^^ (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - 水菜さん» ふへふへうれちぃ(((漫画家は私の画力が追いついてないのでまだ無理かな(遠い目) (2020年5月26日 19時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
水菜(プロフ) - あ”あ”ぁ"くずもち姉貴の小説神過ぎませんか？こんなん小説やない…マジでshoちゃんの話泣くかと思った…！ところで漫画化はいつですか？(( (2020年5月26日 18時) (レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - 侑唯さん» お"ぉ"ん"(突然のニャンちゅう)嬉しいです…嬉しいです…！！！！！！これからも頑張ります…！！！！！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
侑唯(プロフ) - 書き方と新人組のキャラの書き方が好きすぎて全作読みました…最高です…ポメラニアン可愛すぎて…あの、最高です(？)続き楽しみにしてます…！ (2020年5月20日 12時) (レス) id: d9a417f346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くずもち | 作者ホームページ：http://やり方分かんない
作成日時：2020年5月3日 18時
