終演を迎えましょう ページ19
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｢へっ…！？｣
｢ほんっま間抜けな顔しとんなぁ｣
今こいつは何をした…！？
唇に何かが触れた感覚が残って消えなくて私はパニックにならざるを得なかった
｢Aのことが好き。ショッピとかトントンよりも前からずっと。チーノには負けるけど…｣
シャオちゃんの話す言葉も今の私には通り抜けてしまう
私のことが好き？ずっと前から？
私とシャオちゃんが出会ったのは今年が初めてで、喋るようになったのも私が生徒会に入るようになってからなのになんで？
私の頭はもう正常には働かなくなってしまっていた
｢…そんな反応するとは思ってたけどさ。先これ終わらせよか！そしたら全部話すから！｣
パニクってセリフ飛ばすなよ？と笑えば離れていくシャオちゃん
と、とりあえずこの舞台を終わらせなければ…
『ぁ、ありがとう。王子様』
『あぁ！目覚められたのですね！どうでしょうか？私と結婚していただけないでしょか？』
『よっ喜んで…』
このセリフを言う度にさっきの言葉が頭を巡る
なんだかプロポーズされている気分になってもう訳が分からなくなる
シャオちゃんの手を取って立ち上がり棺を出るとまさかの出来事が
｢……A。誰よりも愛しとんで｣
シャオちゃんは跪き私の手の甲にキスを落としたのだ
会場に悲鳴に似た叫び声が響き渡る
私はもうどうにも出来ずただ口をパクパクさせることしか出来なくなってしまっていてナレーションの声も、会場の悲鳴も、全て耳に入らなくなっていた
舞台の幕が降りる。波乱しか無かった舞台が。
幕が降りていくのをぼーっと見つめるしか出来なかった私に舞台の向こうから｢先輩っ！｣と叫ぶチーノとショッピくん。｢如月さん…！！｣と呼ぶトントンさんの声は届かなかった
*☼*―――――*☼*―――――
｢シャオさんやりやがった…！｣
｢ほんまやで…！先輩あんな顔真っ赤にして…！｣
生徒会の後輩くん達は仕切りにシャオロンくんへキレていて
もう1人。赤いマフラーの書記長さんは
｢嘘やろ…俺、如月さんのこと…そんでシャオロンあいつ…！｣
自分の気持ちに気づいたと同時に悲しい顔をしていた
色んな思いが交差する文化祭は一日目の午前が終わろうとしていた
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水菜(プロフ) - くずもちさん» 安心してくだせぇ…私は画力が無いうえに文才力も無いので…^^ (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - 水菜さん» ふへふへうれちぃ(((漫画家は私の画力が追いついてないのでまだ無理かな(遠い目) (2020年5月26日 19時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
水菜(プロフ) - あ”あ”ぁ"くずもち姉貴の小説神過ぎませんか？こんなん小説やない…マジでshoちゃんの話泣くかと思った…！ところで漫画化はいつですか？(( (2020年5月26日 18時) (レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - 侑唯さん» お"ぉ"ん"(突然のニャンちゅう)嬉しいです…嬉しいです…！！！！！！これからも頑張ります…！！！！！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
侑唯(プロフ) - 書き方と新人組のキャラの書き方が好きすぎて全作読みました…最高です…ポメラニアン可愛すぎて…あの、最高です(？)続き楽しみにしてます…！ (2020年5月20日 12時) (レス) id: d9a417f346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くずもち | 作者ホームページ：http://やり方分かんない
作成日時：2020年5月3日 18時
