秘密の恋物語【テニプリ】義弟(鳳長太郎)編完結 (ページ22)

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秘密の恋２１ページ22

私のその心境とは裏腹に

長太郎「A、好きだよ」

２人の時間が出来れば、ちょたの部屋でキスを繰り返す私達。

普段のおっとりとした性格とは一変して、少し強引なもので

ちょたの肩を押す手にも全く力が入らず、だんだん痺れるような気持ちよさに飲み込まれていくだけ。

周りにバレたらどうしようという不安は、この時は忘れられた。

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長太郎「...最近何か考えてるよね」

私を抱き寄せ、頭をポンポン撫でながらちょたは聞いてきた。

A「...ううん。別に...」

こんな事を言ったって、ちょたはきっと気にしすぎだと言うだけ。

大事なのは...周りではなく、自分達の気持ちなのだと。

長太郎「...言えない？」

顔を覗き込まれ、切なそうに目を細めるちょたを見て私は目を逸らしてしまった。

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長太郎「...なかなか頼ってくれないよね、A」

A「！ちょた...」

後ろに倒れ込み、押し倒された状態で

長太郎「...待ってるから。話してくれるの。

だから、必ず最初に俺に相談してね」

スゥーと首筋をなぞられ、ゾクゾクする。

A「ん...分かっ...た...」

ちょたは満足げに笑い

長太郎「ねぇ。今度デートしようよ」

そして...

再びキスが降りかかる。

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抗えずに受け入れてしまう分、後に不安は増大した。