Episode of OTORI *7* ページ7
家を出て、学校の近くになってくると
早乙女「おはよ、Aちゃん」
A「!あ、おはよ...」
早乙女君が後ろから走ってきて、私の隣に並ぶ。
早乙女「今日はなんか暑いねー」
LINEの時点で思ったが、屋上で話した時よりナチュラルになっている。
A「うん、そうだね」
早乙女「あー...嬉しい」
A「え?」
早乙女「Aちゃんと一緒に学校に来る日が来るなんて」
A「大袈裟だなぁ...」
これぐらいの事で、喜んでくれるのか...この人は。
早乙女「なら、これから毎日一緒でもいい?」
A「へ!?」
早乙女「...嫌?」
A「い、いや...別に、良いけど...」
驚いたが、別に断る理由もないので了承すれば
早乙女「ありがとう!じゃあ、毎日家まで迎えに行くよ!」
見るからに表情が明るくなり、声のトーンも上がって。
...ってか
A「え、家!?」
いきなり、家って...グイグイ来るんだな...。
・
早乙女「あと...
昼休みも、一緒にご飯食べようよ」
テンションが上がってるのか、さらにグイグイ来られ
A「えっと...
ちょたと、3人でどう?」
気が引けた私は、そんな提案をした。
・
早乙女「あ、そ、そうだね...俺ついテンション上がっちゃって...」
タジタジになり、冷静さを取り戻してくれたようで安心する。
早乙女「なら、昼休み屋上で。
長太郎も連れていくから」
A「うん、分かった」
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らんなあ - とても面白かったです (2020年4月20日 16時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月14日 14時