17・匂い_タルタリヤ ページ20
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「おじいちゃん臭くね？」
「え？」
璃月港でタルタリヤに口説かれている時ふと唐突にそれは言われた。
いつもならお日様に当たった花のポカポカとした匂いがすると言い肌に鼻をつけようとする勢いで嗅いでくる彼が眉間に眉を寄せている。
「おじいちゃん臭いっていうか鍾離先生臭いっていうか…」
「あぁ、先生の所に1日泊まったの。だからかな？」
「え？？
俺の家でさえ泊まったことないのに一日中共にいたことないのに宿泊でさえ一緒にしたことないのに、先に鍾離先生の家に?嘘信じられない俺の方が先だと思ってた先生がそんなやり手なんて先生はAに手を出してないよねそうだよねそうじゃなきゃ嫌だ絶対そうだでも先生ならやりかねないどうしよう俺のが俺の家の方が絶対寝心地いいしとゆーか将来の旦那以外の家に泊まるとか何事おかしいなんで」
「めんどくさ。
別に何事もなかったんだしいいじゃない」
「あってからじゃおそいんだよおおお！
それに羨ましいだろ！Aちゃんとひとつ屋根の下！！！俺だったら手を出すね！！！」
「絶対に泊まりに行かない」
「嘘だよ健全なお泊まり会さ！安心して！」
お手本の様な手のひら返しをするタルタリヤはAの腰に手をよせとある場所まで歩き出す。
優しい笑みを浮かべエスコートする彼の内心は嫉妬に飲まれAを傷付けてしまわないように気をつけるので精一杯であった。案外彼はAの事に関すると衝動的に動いてしまう体質なのだ。
「さあ着いたよ」
「ここは…」
雰囲気から危ないあやしい店、に見えたここは実は香水専門店だった。店の大きさは一般的だが沢山の香水が置いてあるしお客さんであろうファデュイの女性も数人で来ていたりする。
ファデュイの！？！？
「えっ、ここは、香水店？
普通の…？？」
「うん、”普通”の香水店だよ。
ただファデュイのお得意さんなんだ。俺らは店に必要なものを支給して店は俺らに香水を提供する。ほら、仕事で着いた臭いってその辺のじゃ隠せないだろ？女性って特に気にするし」
確かに公子や出会うファデュイの方々からは嫌な臭いはしない。むしろ公子や女性からはいい匂いがする。それはこのおかげだったのだ。
「公子様、本日はご来店ありがとうございます。
そちらの女性は例の？」
「あぁそうそう前に頼んでたやつもう出来てる？」
「もちろん。少々お待ちを」
店主であろう男は店の奥である物を取り出して来た。
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72(プロフ) - りさん» えー！！ありがとうございます！この作品コメント打ってくれる人少なくてコメント書いてくださるだけとても嬉しいです！ (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
り - 一気見しました！好きです() (2022年11月16日 8時) (レス) @page35 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - はいさーせん。 (2022年10月24日 18時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
72(プロフ) - すみかさん» はやく原神手伝え (2022年10月24日 18時) (レス) @page29 id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - いつでも書いていいぞ。 (2022年10月24日 17時) (レス) @page29 id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：72 | 作成日時：2022年8月11日 22時
