1・青のブレスレット ページ1
・
「きゃっー！」
1人の良い声の持ち主が声をあげた。
その先にはヒルチャール岩兜と2体の大型ヒルチャール。
ヒルチャールの前には18歳ぐらいの女性が弓を構えて立っていた。
気付かれた以上は戦うしかない。
何よりその女性は戦闘が好きだ。
久々の戦い、弓を構えた。
ヒルチャールの突進を避け隙があるうちに
1本、弓を弾く……
「きゃあぁ！素敵！！Aちゃん！頑張れ！いけーー！！」
「うるさいっタルタリヤ！」
良い声の持ち主はライブ会場で推しを応援するオタクのように声援をあげる男、タルタリヤ。彼は今目の前でヒルチャールと戦っているAの(本人は否定はしているが)ストーカーだ。
「いたっ」
「ぶっっ潰す。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「頑張ったね！Aちゃん。
おっきいヒルチャール三体に立ち向かうなんて凄いよっ、よしよし〜」
「応援するなら初めから手伝ってくれるかな？
そもそもなんであなたがいるの？私は今日1人でスイートフラワーと鶏肉を取りに来たんだよ？」
「あなたってって呼び方なんだか夫婦みたいでいいね！あ、もしかして結婚したいの？ぜんぜん！いいよ！ありがとう！！！！うへへへへっ」
タルタリヤはファトゥス第11位の男。
彼がこのような態度をするのはAがいる時限定だ。
いや、そんなことは無いか。
Aを思っている時、Aの話題が出た時、Aの住んでいる村へ行った時など彼女関連の事全てにおいて顔がニヤけ全身でデレデレしている。
「ふふ、そのね。今日は何の日か分かるかい？なんと！今日は！俺とAちゃんが付き合って100日記念日！はいこれ、俺からのプレゼント♡」
「いや付き合ってないよ。
それにプレゼントは受け取らない。タルタリヤから貰ってばっかだもの。この間だって私が欲しがってた石珀くれたじゃない。申し訳ないよ。私が欲しくなったらまた渡してちょうだい？」
「ええーー！そんなぁ、ほら君に似合う夜泊石が埋め込まれた青いブレスレットだよ？ダメ？ならこっちのブレスレットは？俺これもう1つあるからお揃いになるよ♡ね？」
「いーらーなーいっ！」
今も尚、彼に貰ったイヤリングを右耳につけたA達は言い合いながらも璃月港に帰って行った。
公子・貢ぎ癖がある
A・貰ったもので全身コーデが数着はできる
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
作者
本当はワンパンで倒しても良かったけど
公子にキレて欲しかった。
俺も財布が欲しい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 607人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原神」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
72(プロフ) - りさん» えー！！ありがとうございます！この作品コメント打ってくれる人少なくてコメント書いてくださるだけとても嬉しいです！ (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
り - 一気見しました！好きです() (2022年11月16日 8時) (レス) @page35 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - はいさーせん。 (2022年10月24日 18時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
72(プロフ) - すみかさん» はやく原神手伝え (2022年10月24日 18時) (レス) @page29 id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - いつでも書いていいぞ。 (2022年10月24日 17時) (レス) @page29 id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：72 | 作成日時：2022年8月11日 22時
