魔法師の迷い犬

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｢えっ、そうなの？じゃあ、双子？｣

｢よく訊かれるけど双子じゃないよ。俺が４月生まれで妹が３月生まれ。俺が前に１ヶ月ずれても妹が後ろに１ヶ月ずれても、同じ学年じゃなかった｣

｢ふーん……やっぱりそういうのって、複雑なもんなの？｣

『ちょっ、エリカ！』

達也君もエリカが悪気があって訊いてきていのではないことに気付いているようで、笑ってその質問を流した。

｢それにしてもよくわかったね。司波なんてそんなに珍しい苗字でもないのに｣

｢いやいや、十分珍しいって｣

『そうだよ！全国順位が約40000位でおよそ60人しかいない苗字が珍しくないはずないでしょ！』←

｢A、何でそんなこと知ってるの!?｣

『秘密♪』

私の情報量舐めんなよ!!

『それより、なんで美月分かったの？』

｢面差しが似ていますから……｣

｢似てるかな？｣

その美月の言葉に達也君も首をかしげていた(ような気がした)。
自分でも似てないと思っているらしい。

私もあまり似ているとは思えない。

｢そう言われれば……うん、似てる似てる。司波君、結構イケメンだしさ。それ以上に顔立ちがどうとかじゃなくて、こう、雰囲気みたいなものが｣

ところがエリカは、達也君の問い掛けに、というより美月の言葉にウンウンと頷いていた。

｢イケメンって、何時の死語だ……それに顔立ちが別なら、結局似てないってことだろう｣

｢そうじゃなくってさ、うーん、何て言えばいいのか……｣

｢お二人のオーラは、凛とした面差しがとても似ています。さすが兄妹ですね｣

｢!?｣

達也君が驚いているってことは何かあるな。
うっし、やっぱりもうちょっと情報集めよ。ついでに美月とエリカも。





(｢ちなみに柴田は？｣)
(『64位でおよそ244000人』)
(｢多いですね、柴田って｣)
((本当に徳田さん、なんでこんなこと知ってるんだ？))

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期末試験中に勉強してるフリして更新している馬鹿です

まだまだ題名とイラスト、募集中です!!

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