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懐かしい町並みを見て回れば
気づいたら空は綺麗なオレンジに色に染まっていた
「あれ、もうそんな時間になってたの…」
私は花屋へ行き花束を買う
『Aちゃんいらっしゃい、来ると思ってたよ。いつものでいい？』
地元は狭いから大体の人が顔見知りなわけで
花屋のおばちゃんは優しそうに笑った
「うん。いつもありがとうね、おばちゃん」
受け取った花束は毎年同じで
綺麗な薄い紫色の花束
花束を抱えて向かう先は
霊園
坂を登っていって一番頂上
頂上からは夕焼けに反射してまるで宝石のように輝いている海が見えた
買ってきた花束を供えて
ロウソクに火をつける
「………久しぶりだね。ごめんね、あまり来れなくて」
しばらく墓前の前で手を合わせて
近くのベンチに座りひたすら海を眺めていた
知らない間に太陽は海へ吸い込まれていき
空には数多もの星がきらめいていた
ジャリ……
後ろを振り返ると姿は暗くて見えない
その人は私の存在に気づくと
『Aちゃん？？』
聞き覚えのある優しく甘い声
やっぱり……
来ると思ってた
「お久しぶり……でもないですね、
．
．
藤ヶ谷さん」
私が名前を呼ぶと藤ヶ谷さんは
いつもより少し寂しげに笑った
．
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Mai(プロフ) - あいりさん» 初めまして、コメントいただいていたのに気づかず…申し訳ないです(>_<)つたない文章力でいたらないところが多いですが最後まで読んでいただけると嬉しいです(^^) (2017年9月2日 23時) (
レス) id: 7fab816d7b (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして!!藤ヶ谷さんが関係してるのかな??ってとっても気になりました!!セリフもなんか気になって続きが楽しみです♪ (2017年8月18日 18時) (レス) id: 300040b017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai | 作成日時：2017年7月27日 23時
