猫系彼女にふりまわされて。

帰り道 ページ21

貴方side


駅までの帰り道

北｢そういやAはさ中学校違うじゃん？なんで高地と幼馴染なの？｣

大｢それ気になってた。｣

『ああ、それはね小学校上がる前に引っ越しちゃって。』

大｢それなら俺わかんないわ。俺小3の時にこっちに引っ越してきたの。｣

優｢でも、北斗とは遊んだことあるよ？覚えてない？｣

『嘘。』 北｢え、まじ。｣

優｢うん、Aが引っ越す前に大勢で｣

『え、もしかして、かくれんぼ？』

北｢いやあのかくれんぼ、人数多すぎたし小さい時だから覚えてねーわ。｣



そういや、あのかくれんぼの時最後まで一緒に隠れてた男の子いたな。
名前わかんないけど。



最後になって見つかりそうになった時あの子が先に出てって囮になってくれたんだよな。



それでその子は私の初恋の人。
こっちに戻ってくれば会えるかなとか、少し期待してた。
でも、会ってもわかんないと思うな。


大｢A？A、聞いてる？｣

『え？ごめん、ちょっと思い出してた笑』

優｢覚えてないでしょ笑｣

『ぼんやりとしか覚えてない笑 だって、私保育園のときだよ？』

大｢でも、北斗とA会ったことあったんだね。2人とも覚えてなかったけど｣

北｢やっぱ変なとこで繋がってたな。｣


そんな話をしながら歩いて、駅に着いた。


『みんな同じ路線？』

大｢俺は違うけど、今日はお迎えあるの。｣

優｢じゃ、俺ら電車だから行くわ。また明日な。｣

『姫、バイバイ。』

大｢うん、また明日ね。｣


北斗は手をあげるだけ。
仲悪いのかな？
あとで聞こ。

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