【鬼滅の刃】がらんどう〈男主・鏡柱〉

２５話 ページ28

しかし、


鬼「＿＿＿＿＿え？」


視界がぐるりと回っていたのは鬼の方だった。


目の前にいたはずの環の姿は鬼の背後にあった。


『鏡の呼吸、壱の型、魅すがたみ』


ﾎﾞﾄｯ


首が地面に落ちたことを鬼は理解しきれていない。


『お嬢さんが糸を巻き付けていたのは木。


余裕がないと惑わしやすくて助かるよ』


鬼は環の言葉を聞いて自分の置かれてる状況に気づく。


血の気が引いて鬼は慌てたように叫び始める。


鬼「お、お姉さん！！累っ！！誰でもいいから助けてぇ！！」


叫び声は森をただただ空しく反響するだけだ。


首を切られているのにも関わらず、


まだ生きている。


その鬼の顏の近くに寄って環は話しかける。


『つまんない家族ごっこはやめなよ』


冷たい言葉をかけ、薙刀を振り上げ突き刺す。


＿＿＿ｻﾞｼｭｯ


鬼「あ、が・・・」


『さようなら』


鬼は塵となって跡形もなく消えていた。


薙刀を引き抜きくるくると回しながら、


環は何事もなかったかのように金平糖を食べる。


『ﾎﾟﾘｯ)さて、早く炭治郎みつけなきゃ』


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今回でた鬼はオリジナルで、


累の家族構成で一番下の妹です。


大正コソコソ噂話


今回初登場した鏡の呼吸壱の型『魅すがたみ』は、


魅す(幻惑とかの意)と姿見(すがたみ＝鏡)を


組み合わせた言葉なんだそう。


主人公曰く、


『同じ文字が重なると言いづらいよね 』

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